【刀剣乱舞】時間遡行軍に愛された少女＊完結＊ (ページ31)

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一「…は！？い、今なんと…」

主「だーかーら！Aには一切近づくな、話すな、無視しろって言ったんだよ」

主殿…いえ、審神者が刀剣男子全員(Aをのぞいて)を呼び寄せたと思えば、

そんなことを命令された

一「Aを拒絶せよと仰るのですか…！？」

主「さっきからそう言ってるじゃん。何度も言わせんな」

「「……っ！！」」

有無を言わせないその鋭い瞳に私たちはビクッと反応する

すると薬研が私の前にでて叫んだ

薬「いくらアンタの言うことだってそれは聞けないぜ！！

　 …Aは俺っちたちの大事な妹だ！！」

主「……千ッ」

すると審神者は薬研の髪の毛を引っ張り、そのまま頭を地面にたたきつけた

薬「…っぅぐ…！！」

一「…っ！薬研！！！」

主「止まれ。一期一振」

審神者の声に私はビクッと身体が反応し、動きを停止した

一「………っっ！！！」

言霊、だ

審神者は薬研の頭を足で踏みつける

薬「…ぐぁっ！」

前「や、薬研兄さん…っ！！」

主「動くなよ。同じ目に合わせるぞ。もしくはこいつを折るぞ」

その言葉にヒッと弟たちがおびえだす

主「いいか？お前たちは所詮、道具なんだよ、道具！！

　俺はアイツが気に入らねぇんだ。

　だから仲間であるお前らがアイツを拒絶すれば、

　アイツの絶望した顔が見れるかなって思ってよぉー？

　そうなったら面白れぇじゃねぇか」

くっくっく…と笑う審神者に私はギリ…と歯ぎしりをした

主「いいか？俺の言うことは絶対だ。

　いうことを聞かないと言霊でアイツを折るぞ。

　アイツに話しかけられても無視しろ。

　アイツが何をされてもほっておけ。

　お前ら…特に粟田口がアイツに少しでも近づいたら即刻アイツを折る。

　いいな？」

ギロリ…と鋭くにらまれ、私たちはただ、黙っていることしかできなかった