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────楽しい時間というか、旅行というのはあっという間に過ぎてしまうもので。
気が付けばもう帰る前の日。
「明日もう帰る日だね」
マサイ「何か早かったよな」
「ほんとそれ。楽しかったからかな」
マサイ「…なぁ、新婚旅行、楽しかった？」
「今までの旅行の中で断トツで楽しかったよ」
友達と行く旅行も楽しいけど、旦那さんと、家族と行く旅行だったしね。
またいつか2人で旅行行きたいなぁ。
マサイ「こっちの人と話すのとか任せっきりだったから負担になってないかなって思ったんだけど…」
「全然？だって私が話した方が効率いいでしょ」
マサイ「…そっか、ならよかった」
「だからさ、また2人でどっか旅行行く時とか、そんなの気にしないでね」
マサイ「そうだな、海外行くことになったら任せる」
そしたらマサイくん、Aが育ったアメリカのワシントン州に行ってみたい、だって。
総合的に考えると日本に住んでた期間の方が長いからワシントンを育った土地と言えるのか分からないけど…マサイくんが行ってみたいって言うなら行きたいな。
多少なら案内できると思うし。
「なら私はパキスタン行きたいなぁ」
マサイ「アメリカ程観光できる場所とかねぇよ？」
「いいよそれでも。マサイくんのお父さんの故郷なんでしょ？実際にこの目で見てみたい」
他にも、マサイくんと色んなとこに行きたい。
まだ行ったことのない国とか、マサイくんと2人なら絶対楽しい。
もちろんFischer'sの皆との撮影で行くとこも楽しいんだけど、2人だけの旅行はまた別だから。
「マサイくん」
マサイ「ぅおっ」
荷造りするために床に座ってるマサイくんの後ろからその背中に抱き着いた。
後ろを振り返ったマサイくんと目を合わせて笑う。
「これからも、2人で一緒に色んなとこ行こうね」
マサイ「おう」
笑ったマサイくんが愛おしくて、首を動かして近くにある顔にキスをした。
途端に恥ずかしそうに目をウロウロさせるから可愛い。
ウブかよ、そんなとこも大好きだけど！
「マサイくんって不意打ち弱いよね、可愛い」
マサイ「可愛いってのはAみたいな人に使うもんだよ」
「私可愛いとは程遠くない？」
マサイ「むしろA以上に可愛い人見たことないんだけど」
たまにそういうことをさらっと言うから私の旦那さんはズルい。
マサイ「俺の自慢の奥さんだよ」
新婚旅行最後の夜、私はまた旦那さんに惚れ直したのだった。
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東雲(プロフ) - コメント失礼します！このシリーズが大好きすぎて何度も読んでます！更新楽しみにしてます！ (2021年9月15日 23時) (
レス) id: bd3f8b4cee (このIDを非表示/違反報告)
佐倉瀬奈 - 初めて見た時からずっと応援していて更新楽しみにしています (2020年10月12日 22時) (レス) id: 1e41210071 (このIDを非表示/違反報告)
メルヘン - ありがとうございます！待ってます！ (2020年1月14日 18時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とても良いです！あの、一緒に合作しませんか？ (2020年1月12日 11時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - メルヘンさん» リクエストありがとうございます…！！このお話を書くのまだ先になるかもしれませんが、絶対に書くのでしばらくお待ちくださいm(__)m (2020年1月8日 23時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2019年10月27日 0時
