81-不思議な縁 ページ31
────昼、おやつがあるというのでローと食堂へ。
食堂に着くとペンギン達クルー数人と麦わらの一味が固まって何か話していた。
するとAに気付いたロビンが手招きをする。
彼らの方へ向かうと当然のようにローも付いてきた。
『何話してたの？』
「ふふふ、あなた達トラファルガー姉弟とうちの船長の兄弟の関係について」
『うん？』
「いやロビンがさ、ルフィの兄ちゃんが昔トラ男の姉ちゃんに命を救われたって話をしたから」
ロビンがにこやかに笑いながら口を開いた。
「ルフィは2年前にトラ男君に命を救われた。
そして、ルフィの義兄であるサボは12年前にトラ男君の姉であるAに命を救われた。
つまりルフィ達にとって、自分達兄弟を救ってくれた人達が血の繋がった姉弟だったということよ」
「アウ！これぞ正に運命！」
「くく、ルフィの奴、一生トラ男達に頭上がんねェな」
「革命軍のNO.2のサボとNO.3のAの弟2人が船長を務める麦わらの一味とハートの海賊団は同盟を結んでる。
ふふふ、素敵よね、これを運命と言わずに何て言うのかしら」
ふと隣にいるローを見るとローもAを見ていた。
珍しく目を丸くしていて驚いているのが誰が見ても分かる。
「俺が麦わら屋を助けたのは気まぐれだが……姉様、サボ屋のこと助けたのか」
『あァ…顔に結構広範囲の火傷負って重傷だったんだよ。
私はドラゴンさんに言われて治療しただけ』
「何にしても2組の兄弟の上同士と下同士が命の恩人ってことですよね？
いやァ、不思議な縁もあったもんだ」
「それな、世界は狭ェよ」
彼らの近くの空いてる席に座り、コックからコーヒーとおやつのザッハトルテを貰う。
初めて食べる味にAは目を輝かせた。
『！美味しい』
「お、ならよかった！
黒足に美味くなるコツを聞いたんだ」
『黒足、ってサンジ君？』
「あれ、トラ男の姉ちゃん知らなかったっけ、サンジは俺達のコックなんだよ」
『そうなんだ、知らなかった』
「美味かったよなァ、黒足の料理！」
「いやあれはマジで美味かった…いつもあいつの料理食ってるお前らが羨ましいよ」
「コックの俺も羨ましいって思うくらいだよあの腕は」
Aはサンジがビッグ・マムのところへ行った後にゾウに着いたため麦わらの一味の中で“黒足のサンジ”にだけ会っていない。
クルー達はゾウでサンジの料理を食べたことがあるらしい。
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エースファン - 最初から拝見してます！とても面白いです。更新頑張ってくださいね、応援してます (2021年10月3日 21時) (
レス) id: e23982275e (このIDを非表示/違反報告)
KOMA(プロフ) - 素敵な話です！応援してます！ (2021年10月3日 16時) (レス) @page39 id: 2f9b06972b (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - ローぷうちやんがハート海賊団のつなぎきてみたいだつてなかまになりたいじやないかな (2021年9月28日 18時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - ぷうちやんありがとううれしいよつなぎきたいならろーにたのんでみたら (2021年9月28日 18時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - わたしはただローのあねさまとしてして大好きなおとうとローまもりたいだけ (2021年9月17日 17時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2021年9月9日 23時
