はなことば

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クリスマスソングがよく流れる季節。

クラスの男子達が「今年もくりぼっちや〜」と叫んでたり、女子達が「クリパしよ〜！」と騒いでたり…

そんな中テストが終わり、終業式が無事終わった。
明日から冬休みだ。


大「はい、ここで聞きますが勿論、恋人はいませんね？」

正「はい」

「ふふっ、はい！」

大「はい、それではクリスマスの予定を確認したいと思います。」

正「はい、予定なしです。」

「バイトが7時までありますが、その後は勿論予定なしです。」

大「はい、それでは毎年恒例となりました、男だけの楽しいクリスマスナイトは予定通り3名で決行致します。」

正「「イェーーーーーーイ！！！」」


こうして、俺らも無事中1から続けている男だけの楽しいクリスマスナイトを過ごすことが決定した。(笑)


大「いや、これイェーーーーーーイちゃうからな？誰かが恋人作って裏切らな一生続く悲しい恒例行事やからな？」

「毎年同じこと言ってるなぁ(笑)」

正「2人がいてくれることが唯一の救いですわ。」

大「まぁ、とりあえず明後日は8時から正門んちで！」

「りょー！あ、けど聞いて！」

正「なになに」

「俺、それまで好きな人と一緒に過ごしてるからちょっと2人より勝ち組かもしれへん…」

大「あぁ？？！」

正「ほんま…せこいぞーーー！！！！！！」

「やめてっ！！！こしょばい！！！！」



ワーワー騒ぎながら廊下を歩いていると向こうから古謝先輩が歩いてくるのが見えた。


「あ！古謝先輩〜！」

古「お〜！愉快な3人組やん！(笑)」

大「あ、古謝先輩は…クリスマスは予定ありの勝ち組ですか？」

古「あぁ？なにを聞いてきてんねん…当たり前やろ？」

正「そらそうっすよね…」

古「今年も家族とクリスマスパーティや…おい、お前ら笑ってんなぁ？」

「そっ、そんな笑ってないですよ！？」

古「ほんま失礼しちゃうわ…まぁ、また新学期な！(笑)風邪引くなよ〜」


3人の頭を優しくぽんぽんぽんっ、と叩いて手をひらひら振って行った古謝先輩に「古謝先輩はほんまおもろいよなぁ」とほっこり。


じょう先輩はクリスマス何して過ごすんやろ…末澤先輩は勿論彼女さんと過ごすやろうし…じょう先輩はクリスマスとか興味なさそうな気もするなぁ…(笑)なんて考えながら家路についた。




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