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じょう先輩が末澤先輩を好きで、どんな気持ちなんかとか、全然知らんし分からんけど。
好きな人に好きな人がいてても、俺は幸せです、ってことをじょう先輩に伝えたくて。
あわよくば、”俺の好きな人は貴方ですよ”とやっぱり気付いてほしくて。
これは直接告白出来ない弱い自分なりのアピール。
「あの、」
末「ん？」
「俺の好きな人ね、好きな人いてるって言ったじゃないですか？詳しくは分からないんですけど、その人も叶わん恋してるみたいで。」
末「え？！ばり複雑やねんけど！」
「ね(笑)恋愛ってほんまにうまくいかへんなぁ、って結構落ち込んだりもしたんですけど。けど俺は好きな人に好きな人がいてる、って分かってても、その人に会ったら嬉しいし。いつでも探してしまってるし。その人が俺の目を見て話してくれるだけで幸せな気持ちになるんです。諦める理由もないし、好きな人に好きな人がいてるからなんや！ぐらいの気持ちです！」
今はじょう先輩の方は見れへん。
さすがに、今は、見てしまうと多分弱い自分が出てきて泣いてしまいそうで。
「その人は今、叶わん恋をしてて、悲しい思いもしてると思うんです。俺もそうやから。俺なんか眼中にないと思うんです。けど、俺は絶対振り向かせてみせますよ！叶わん恋してたときの傷も癒やしてみせます！」
末「和也は強いなぁ！すごい！かっこええぞ！」
好きな人の好きな人にそう言われても、複雑な気持ちにはなるんやけど…(笑)
じょう先輩にこの思いが届いてたらいいな、なんて、そう思いながら。
静かに目線をじょう先輩に向ける。
目をまんまるにさせたじょう先輩とバッチリ目が合って、俺の、気のせいじゃなかったら、さっきよりも頬が紅く染まっている…ような気がする。
これは俺の思い込みなんかな？
「なんかべらべら喋っちゃいました！すいません！そろそろ帰らないとだめなのでお先に失礼します！」
そう言ってお金を末澤先輩に渡す。
ええで！と言われたがそれではなんだか負けたような気がするから、それはだめです！と強引に末澤先輩にお金を握らせた。
「…ちょっとでも、気付いてくれたらいいな、って思って色々話しちゃいました！(笑)」
ポカンとするじょう先輩にそう伝え、お先です！と足早にファミレスを出た。
…果たして今俺はどんな顔をしてるんやろう。
顔が熱いのは、少し走ったから、そう唱えながら家路についた。
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おまめさん(プロフ) - 樹れれ*さん» コメントありがとうございます！そしてすごく嬉しいお言葉…心に滲みます…（泣）引き続き、温かい目で見守ってやってください！ (2020年6月7日 16時) (
レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
樹れれ* - コメント失礼します！最近この小説を読むことが日課になりつつあるくらい大好きです。純愛で、それでいて儚い青緑を書ける主様素晴らしすぎます！（緑くんの純粋さが疲れをとってくれる癒しです。。）毎度の更新楽しみにしています。お身体にお気をつけてください(*^^*) (2020年6月7日 0時) (レス) id: d9fa3e456d (このIDを非表示/違反報告)
おまめさん(プロフ) - ももさん» コメント読んで嬉しすぎて上がった口角が下がりません…そう言っていただけると活力になります！少しでも読んでて良かったと思っていただけるような結末に向けて書いていきますので、温かい目で見守ってやってくださいませ！ (2020年6月6日 23時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 初めてコメントします。私自身嫌なことがあった日も、この小説読むと吹き飛ぶくらい大好きです笑、長編は連載大変やと思うので、マイペース保って無理せず頑張ってください！陰ながら応援してます。 (2020年6月6日 21時) (レス) id: 1c767c69e9 (このIDを非表示/違反報告)
おまめさん(プロフ) - イチゴさん» 嬉しすぎるお言葉ありがとうございます(´；ω；｀)ゆっくりになりますが、今後もご愛読宜しくお願いします！ (2020年6月6日 0時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おまめ | 作成日時：2020年5月3日 23時
