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真「なつーー!!!かわーー!!!バーーーべキューーーー!!!」
末「うっっっっさ!!!!!」
古「落ち着きましょ、まとくん。」
夏休みも中盤に差し掛かったとき、真鳥先輩から連絡があった。
真鳥先輩愛するかずや。来週の月曜日、川行くぞっ。バーベキューや。大ちゃんと正門くんにも声掛けるように。集合場所は浪速駅に9時やで☆よろしく!
結構唐突なんやなぁ…そう思いながらも了解です!楽しみにしてます!、と返事をした。
そして当日を迎えた訳やけど、受験勉強から解放されたからか先輩達はイキイキしてる。
来年には俺らも受験勉強地獄なんやで…と嫌気がさしてしまう。
今江「かずやと大ちゃんと正門くん?やな?ごめんなぁなんかもうこんなうるさい人達に付き合わせてしもて。」
正「いやいや、誘ってもらえて嬉しいです!」
今「ほんま?そう言うてもらえてよかったわぁ。」
ホワンとした今江先輩の笑顔に癒やされる。
古「とりあえずバーベキューの材料買いに行く人じゃんけんしよーや!」
真「いやーそこは後輩が行くべきやわ。2年な。かずやは俺と遊ぶから。」
丈「はぁ?おかしいから却下。平等にじゃんけんやろ。」
あーだこーだで言い合いになってもみくちゃになってる。(笑)ホンマに見てて飽きひんなぁ。
「俺ら行きますよ!な?大ちゃんと正門!」
大「もちろん。」
真「じゃあ俺がかずやと行く!!!」
古「まとくんのそのかずや愛なんなんすか。(笑)」
末「もぉお前らうるさいから俺行くわ!お前らは用意して川で溺れとけ!」
そう言って財布を手に持ち行く準備をした末澤先輩に向かってみんなが「あざーーす!」とお礼を言う。いや、これは果たしてお礼の言い方なのか…。(笑)
一人では荷物大変やんな、俺も一緒に行きます、そう言おうとしたときサッと一人の影が俺の目の前を通り過ぎて末澤先輩の元へ行った。
丈「いや、荷物一人では持てんやろ。俺も行くわ。」
末「おまえたまには優しいやんけ!助かるわ!」
いつも優しいわ!と楽しげな笑い声が響き渡る。ほな、行ってくるわなー!と遠ざかる2人の後ろ姿をボーッと見つめる。
あ〜、俺が行くってもっと言うたらよかった。真鳥先輩と2人で行ったらよかった。
そのとき俺の肩をぽん、と優しく叩いたのは真鳥先輩で、「ほら、遊ぶで!」といつもとは違う声のトーンで優しく微笑んでくれた。
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おまめさん(プロフ) - 樹れれ*さん» コメントありがとうございます!そしてすごく嬉しいお言葉…心に滲みます…(泣)引き続き、温かい目で見守ってやってください! (2020年6月7日 16時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
樹れれ* - コメント失礼します!最近この小説を読むことが日課になりつつあるくらい大好きです。純愛で、それでいて儚い青緑を書ける主様素晴らしすぎます!(緑くんの純粋さが疲れをとってくれる癒しです。。)毎度の更新楽しみにしています。お身体にお気をつけてください(*^^*) (2020年6月7日 0時) (レス) id: d9fa3e456d (このIDを非表示/違反報告)
おまめさん(プロフ) - ももさん» コメント読んで嬉しすぎて上がった口角が下がりません…そう言っていただけると活力になります!少しでも読んでて良かったと思っていただけるような結末に向けて書いていきますので、温かい目で見守ってやってくださいませ! (2020年6月6日 23時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 初めてコメントします。私自身嫌なことがあった日も、この小説読むと吹き飛ぶくらい大好きです笑、長編は連載大変やと思うので、マイペース保って無理せず頑張ってください!陰ながら応援してます。 (2020年6月6日 21時) (レス) id: 1c767c69e9 (このIDを非表示/違反報告)
おまめさん(プロフ) - イチゴさん» 嬉しすぎるお言葉ありがとうございます(´;ω;`)ゆっくりになりますが、今後もご愛読宜しくお願いします! (2020年6月6日 0時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おまめ | 作成日時:2020年5月3日 23時