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「自分でもよく分かってないからさぁ、今から話すこと何言うてんのか分からんと思うねんけど適当に聞いててくれる?」
正「はっすんの話はいつも何言うてんのか分からんから大丈夫やで。」
「…おいっ!(笑)」
俺は2人に入学式のときのこと、じょう先輩に対する気持ちが憧れなのかそれとはまた別の何かなのか分からないということ、彼女がいるかもしれへんって思ったときになんとも言えない気持ちになったことを話した。
2人は適度に相槌を打ちながらも、しっかり俺の目を見て話を聞いてくれた。
そして話終わると2人で目を合わせ、ニコッと笑い俺の頭をぽんぽんと優しく叩いた。
大「まぁ、今俺らからそのはっすんの気持ちはこういうことや!って決めつけて話してもいいんやけどな。」
正「はっすんの気持ちは、はっすん本人にしか分からんし、いつか絶対自分で気付くときが来ると思う。」
「うん…?」
大「もしその時が来たら、何も考えずに俺らにまた話してほしいな!絶対に俺らは受け止めるから。」
そう言って優しく微笑む大ちゃんと正門はなんだか俺よりも大人びて見える。
なんや、俺だけ置いてかれてるような気もしたけど、俺のことを大切に思って出してくれた答えやから。
「うん!ありがとう!」
ちょうど次の授業を知らせる予鈴が鳴り響く。
正「遅れる遅れる!はよもどろ!」
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おまめさん(プロフ) - 樹れれ*さん» コメントありがとうございます!そしてすごく嬉しいお言葉…心に滲みます…(泣)引き続き、温かい目で見守ってやってください! (2020年6月7日 16時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
樹れれ* - コメント失礼します!最近この小説を読むことが日課になりつつあるくらい大好きです。純愛で、それでいて儚い青緑を書ける主様素晴らしすぎます!(緑くんの純粋さが疲れをとってくれる癒しです。。)毎度の更新楽しみにしています。お身体にお気をつけてください(*^^*) (2020年6月7日 0時) (レス) id: d9fa3e456d (このIDを非表示/違反報告)
おまめさん(プロフ) - ももさん» コメント読んで嬉しすぎて上がった口角が下がりません…そう言っていただけると活力になります!少しでも読んでて良かったと思っていただけるような結末に向けて書いていきますので、温かい目で見守ってやってくださいませ! (2020年6月6日 23時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 初めてコメントします。私自身嫌なことがあった日も、この小説読むと吹き飛ぶくらい大好きです笑、長編は連載大変やと思うので、マイペース保って無理せず頑張ってください!陰ながら応援してます。 (2020年6月6日 21時) (レス) id: 1c767c69e9 (このIDを非表示/違反報告)
おまめさん(プロフ) - イチゴさん» 嬉しすぎるお言葉ありがとうございます(´;ω;`)ゆっくりになりますが、今後もご愛読宜しくお願いします! (2020年6月6日 0時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おまめ | 作成日時:2020年5月3日 23時