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本部につくと、先に向かったのは団長室だった。
ノックを3回小気味良く響かせると、中から返事が聞こえてくる。
「エルヴィンさん、渡す約束してた書類」
エルヴィン「あぁ、助かっ…」
エルヴィンさんは書類を受け取ろうと私を見上げた途端、身体を硬直させた。
「…やっぱり、私なにか変ですか？班員にも同じような態度取られたんですけど…」
エルヴィン「…いや、やはりそういう関係だったんだな。知れて良かった」
「はい？どういうことですか？」
エルヴィン「＿気付いてないのなら＿”吸血鬼”に聞いてみるといい」
エルヴィンさんはどこかいたずらっぽい笑みを浮かべて、私にそう意味の分からない事を言った。
…いつも以上に言ってることも考えてることも分からない。気付いてないのなら、ということはやはり何かあるということなのだろうか。
それに”吸血鬼”って＿＿。
よく分からないけど、多分エルヴィンさんは私に分からせる気もないのだろう。恐らくこれ以上はもう教えてはくれない。
とりあえず鏡でも確認してみようかと思いながら、私は団長室を後にした。
・
ハンジ「あっ、A〜！」
団長室を出ると、実験を終えたのか傷だらけのエレンを連れたハンジさんと出くわした。
エレン「Aさん！」
「エレン、その傷大丈夫？」
傷を見るために若干間を詰めれば、エレンは私の＿首元を見て、顔を赤くした。
「…エレン？」
エレン「な、何でもありません！」
明らかな戸惑いを隠しきることが出来ず、エレンは私から目をそらして言った。
不思議に思ってハンジさんの方を振り返ると、ハンジさんは何故かにまにまと笑っていた。
ハンジ「いやぁ〜…やるねぇリヴァイも」
「…？何でそこでリヴァイさんの名前が出てくることになるんですか？」
そこまで言葉にして、私はハッと気がつく。
…まさか。
私は急いで首もとを手で覆った。
ここでリヴァイさんの名前が出てくるのも、エルヴィンさんが”吸血鬼”と言ったのも、エレンや他の人が私の首元を見て挙動不審になったのも。
「…っ！」
私は自分でも分かるくらい顔を赤面させ、リヴァイさんの元に走る。会議はもう終わっているはずだ。
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みみみみみ(プロフ) - 結菜さん» ありがとうございます😭めちゃめちゃ嬉しいです！実は丁度最強組にハマって呪術のお話し書きたいな〜と思っていたので作成しました！そちらも読んでくださると嬉しいです！ (2023年1月14日 19時) (
レス) id: 8759106b01 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - めちゃくちゃおもしろくて、とても幸せで、私好みのお話でした。次は、五条先生のお話をかいてくれたら嬉しいです！ (2023年1月14日 11時) (レス) @page37 id: 19761245cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みみみみみ | 作成日時：2022年9月20日 22時
