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「そ、そういうことじゃないですよ。私はリヴァイさんの立場を考えてのことで、言いたくないとかそういうわけじゃありません！」
補佐という彼を手助けする役割のはずなのに、彼の重りになってしまうことなんてあってはいけない。そう思ってのことだった。
リヴァイ「そうじゃなくて、…俺はお前の気持ちを聞いてる」
また再び、額をこつんと合わせられる。
今度は先程の寂しそうな声とは一転、甘えるように問われて、瞳を見つめられる。
…あぁ、狡い。
「私も、もちろん公に付き合えたらいいなとは思いますけど＿＿分かりました、降参です。リヴァイさんに任せます」
この人は私が甘えられると弱いことに気づいているのだろうか。ふっと優しく微笑んだリヴァイさんは、私の頭をぽんぽんと撫でた。
リヴァイ「随分聞き分けがいいんだな」
「…上司が強引なもので。慣れてしまいました」
リヴァイ「ほぅ…それは良かったな」
私から離れたリヴァイさんは、いつも通りの無愛想な表情に戻り着替えをしていく。
でも、ぶっきらぼうに言い放たれた「…今日はここで寝ろ」という言葉に、さっきの甘い空気の余韻を感じて頬が緩む。
「…私は随分、面倒な上司を持ったものです」
リヴァイ「…その割りには、嬉しそうな顔だが」
「さぁ？早く寝ますよ、明日も早いんだから」
催促すれば、着替え終えたリヴァイさんは意外にも素直に「そうだな」と布団に入った。
私もまた、同じく布団に入る。
隣に感じる、大好きな人の暖かな温もりに眠気を感じながら、瞳を閉じた。
・
(リヴァイside)
すやすやと気持ち良さそうに眠るAの頬を撫でる。柔らかで張りのある肌の感触。
リヴァイ「確かに”俺に任せる”と、そう言ったはずだよな？…Aよ」
俺は間違いもなく、Aの言った”強引な上司”に違いないのだろう。
無防備に眠るAの、露になってる首筋にそっと口付ける。やがて咲く紅い花に、自分でも呆れるほど満足感と優越感を覚えた。
リヴァイ「任せるとはつまり＿付き合ってることを知らせる手段は何でもいい…そういうことだろう？」
Aの優しさと言葉のあやに甘えて、ひどく狡猾な手口を使うこと。お前なら許してくれるはずだ。
どうも俺は、呆れるほどに独占欲が強く、
呆れるほどに夢中で、
呆れるほどにAを＿＿溺愛してるらしい。
俺は明日、Aが気がついた時の反応に心を踊らせながら目を閉じた。
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みみみみみ(プロフ) - 結菜さん» ありがとうございます😭めちゃめちゃ嬉しいです！実は丁度最強組にハマって呪術のお話し書きたいな〜と思っていたので作成しました！そちらも読んでくださると嬉しいです！ (2023年1月14日 19時) (
レス) id: 8759106b01 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - めちゃくちゃおもしろくて、とても幸せで、私好みのお話でした。次は、五条先生のお話をかいてくれたら嬉しいです！ (2023年1月14日 11時) (レス) @page37 id: 19761245cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みみみみみ | 作成日時：2022年9月20日 22時
