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『ごめんごめん、まさか嫁以上に思ってるなんて…』
「む…」
未だ拗ねているコナン君。
ごめんよホント。嫁というか妻って言うべきだったな。
『オレンジジュース奢ったげるから〜』
「…」
ごくごくと変わらずオレンジジュースを啜るコナン君。
無視してんじゃんか〜…
「あら、コナン君とAちゃんじゃない。学校をサボってデート?」
駄目よー、なんて言いながらやってきたのは、ポアロのマドンナ梓さん。
安室さんとそういう仲なんじゃ?とか疑われていたが、本人は全否定している。
まあそう見えるのも無理なさすぎるからな。
『違いますよ〜!昨日合宿ハードすぎたんで、学校側が休みくれたんです!』
「そっ、そうだよ!僕具合悪くなっちゃって、Aお姉さんに付き添って貰ってたの!そのお礼にここに来たんだ!」
さっきとは思えねえくらいピュアな空気纏ってるね君。
お姉さんの前でも外側だけじゃなく中身もそうなってほしいな!!
お姉さんの前だと高校生とか警察を連想させるくらいの風貌というか、空気纏ってるよね!
「あら、そうなの?お疲れ様。」
その言葉だけで空飛べます。疲労回復。全回復致しました。
思わず心の中で手を合わせた。
ポアロの女神って凄えな。
すると、「あら、」と梓さんが机の上を見た。
その視線の先は、私がキッドから貰ったコチョウランが置いてある。
コナン君に「出せ」って言われて出したやつ。
「コチョウランじゃない。誰から貰ったの?」
『え?あー………ちっ知人から…』
キッドから、なんて言われたら、なに言われるかわかんないし…
すると、「へぇ〜!」と嬉々とした声をあげた梓さん。どうしたんだ?
不思議そうに見た私の表情を見て、梓さんは話し始めた。
「コチョウランには、“純粋な愛”って意味があるのよ〜!他にも、“幸福が飛んでくる”とか、良い意味が込められてる花なの!Aちゃん、愛されてるわね〜!」
『……………ほぉ』
コナン君からの視線がさらに痛くなった瞬間だった。
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鍵ホーム(プロフ) - あれ…もしかしてこれ終わりですか…?(泣) (4月20日 15時) (レス) @page40 id: 9881f6affa (このIDを非表示/違反報告)
カルーア - 読んでいる間ずっと笑ってました!更新待ってます、頑張ってください! (2023年5月6日 2時) (レス) @page40 id: ec66583caa (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - とても面白いお話でした!めちゃめちゃ好きなタイプのものでもう最高です!!!更新頑張ってください、次の更新お待ちしております! (2023年2月1日 23時) (レス) id: 6d1f2ce8ab (このIDを非表示/違反報告)
みるき(プロフ) - はわわわわわわ…もうほんとにこの作品好きすぎます…更新頑張ってくださいっ! (2022年11月12日 12時) (レス) @page39 id: 98c132f21e (このIDを非表示/違反報告)
たいやきくん - ものすごく面白かったです。逆ハーに加え新一と平次そしてキッドまで入っていてもう最高すぎます!! 次の更新楽しみにしています!! (2022年10月15日 4時) (レス) @page38 id: dd90f074e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん狐。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/purerisu27/
作成日時:2022年4月23日 22時