どこぞの怪盗、毎晩来るけどなんなんですか？

死亡フラグ ページ28

『…眠てえ』

「バカヤロー寝んな。こっから帝丹帰って勉強だぞ」

『…やっべ、モン◯ンサンブ◯イク予約しとかねえと、特典豪華なの忘れてた。私やべえ…』


スマホを取り出し、予約画面で指を滑らせ、ボタンをポチポチと押していく。

「無視すんじゃねえ」そう声が聞こえたと同時に、頭にガンッと衝撃が。


………桑木、オマエ女子を殴るって人間性疑うぞ。

憎しみを込めた目で睨めば、素知らぬ顔で新幹線に乗り込んだ。
コイツシバいて良いかな。

後でハイ◯ュー！！全巻買ってもらうわぜってえ。
誕生日という特権を使えばイケる。…まだ一ヶ月近くあるが。


はあ、と息を吐く。

…なんか、とてもとても嫌な予感と悪寒がしてきた。



―――「良いか？なんかあったら即俺かく…コナン君に電話するんやぞ？」



ここに来る前の平次の発言を思い出す。

…ついに平次までもそんなことを…
……え、何私夢小説でよくある愛され系逆ハーヒロイン？？ならなんで頭叩かれてんだろ。
…あ、私が愛され系逆ハーヒロインじゃねえってことが証明されてるってことね。



「つか、オマエこれ見た？」

『ん？』



隣に座っていた桑木が、「これ見ろ」とスマホのYahhoo‼ニュース画面を見せてきた。
そこには、昨日書かれていたニュースがあった。
『ああ、見たぞ』と返し、自分のスマホに目を移せば、「え！？」驚きの声が聞こえた。


「オマエがゲーム情報以外にニュースを見た…！？このあとえげつねえモン降ってこねえ？」

『シバくぞ』











＊







「ねえ、Aねえちゃん。」

『…はい』




「僕がなにを言いたいか、わかる？」

『…さあ』

「わかるよね？」

『はい、合宿のこと言って無くてすいませんした！！！』

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