#4 temperature ページ4
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「団長。…ここに居たんだね」
「A…？よくわかったな〜」
暗い表情のまま、団長は微笑んだ。
ボクはその顔が見てられなくって団長の隣に座る。
ボクは遠くの空を見上げながら、呟く。
「団長、無理…しないでね」
「…」
団長は驚いたようにボクを見たが、すぐに俯いた。
体育座りをして、ふぅと溜め息を溢した。
「何抱えてるか知らないけどさ、溜め込んじゃダメだよ？
ボクが話、聞く、……よ…？！」
急に体に重みが増して、ボクは後ろに倒れる。
上には団長。団長の鍛え上げあれた手が、腕を掴んでいた。
「…お前、ほんっと無責任だよな」
「だっ、だんちょ…！？」
「折角我慢してたのになぁ。Aのせいで台無しだ」
そう言ってにしし、と子供のように無邪気に笑いながらボクの頬を優しくなぞった。
その顔にはどこか影があって、ゾッとした。
…団長、何を…抱え込んでるの…？
「…んな怯えた顔すんなよ〜」
「ッ…怯えてなんかない」
「……ハイハイ、冗談だって。
そんな怒んなよ…なっ？」
団長はゆっくりとボクから退いて、背を向けた。
１歩足を進めると困ったような顔をして、私を見た。
「…俺、ちょっと出掛けてくっから」
「え？あ、あぁ…いってらっしゃい」
「…夜にゃ帰ってくる」
団長が触れた指の熱が、ボクの頬に掴まれた腕にまだ残ってた。
熱いよ、団長。
この熱…どうしてくれるのさ。
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青羊(プロフ) - んふふふふ、めちゃ好みです！！更新お願いします！！ (11月24日 13時) (
レス) @page17 id: 6da4da67ba (このIDを非表示/違反報告)
かなめ - ヤンデレ、好きや… (2019年6月6日 11時) (レス) id: c912c69745 (このIDを非表示/違反報告)
みんちゃ。(プロフ) - 星空さん» ありがとうございますうううう！！本当にそう言っていただけるだけで嬉しいです！ (2018年7月16日 7時) (レス) id: 761e184520 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - みんちゃ。さん» そうなんですか?!そうとは知らずになんかすいません笑.....作ってる作品ほとんど読ませていただきました！とても良かったです！これからもヤンデレの作品を作り続けてくれると嬉しいです！ (2018年7月15日 23時) (レス) id: 170390e438 (このIDを非表示/違反報告)
みんちゃ。(プロフ) - 星空さん» ありがとうございます！私もヤンデレ大好きで…作ってる作品ほとんどヤンデレ物です笑 (2018年7月14日 8時) (レス) id: 761e184520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんちゃ。 | 作成日時：2018年7月8日 21時
