罪作りなキミ。【七つの大罪】

#15　revival ページ15

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「たとえ君だとしても、容赦しない」




どうしてそんな目で見るの？
痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い…
胸が、張り裂けそうなほどに。
頭が壊れそうなほどに。





「キ、ング…に、ぐ、ぁぁぁぁあっ…！！！！！」
「やっと始まったか…」
「なっ、ど、どういうことだい？」





"あの時"みたいに激痛が全身を走り抜ける。





「だん、ちょ……ぅ…まさ、かッッ…」
「にししっ…
　そう、お前の力を戻すためだぜ？」





団長の顔は歪んでいた。

簡単に画面のそっち側の君たちに説明するよ。
ボクの意識もそれほど持たないからね。


…今、ボクが取り戻しそうな力は悪魔の本当の力。
かつて女神族によって封じられた、最低最悪な力だよ。
世界を滅ぼすと言われていると言うほどの力なんだ。



この力が戻ってしまったらボクは可笑しくなってしまう。
…いや、我を忘れて皆を傷つけてしまうかもしれない。





「な、んでっ…この、力を…よびもど、せた…？」
「Aの怒りだ。
　…女神族の封印はお前の怒りだったんだよ」




あぁ、絶望したよ君には。
なぜそこまでして君はボクのことを傷つけたがる？



　

「っぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっｯ……！！！」





もう限界だよ、団長。

ボクは、君を殺す。
この手で、体裁を下してやるよ。





「…オレは、お前を殺す」
「にし、やれるもんならやってみろ」





バサリと黒い羽を生やし、黒い服に身を包まれたオレは神器を団長に向ける。

…手加減なんかしねぇよ。








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