アイドルを目指す少女はYSP能力者11 【妖怪学園】 (ページ18)

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ブルームーンが元の場所へ戻ると、

バイパーは不思議な青い空間に

閉じ込められていた。

バイパー「何が起こった!?」

ブルームーン「君は既に、僕のブルーの中に居る。
透き通ったブルーの中に!」

ブルームーンは再びコマンドメダルをセットする。

ブルームーン「ブルーストリーム!!」

バイパー「うわぁぁぁっ!!」

ブルームーンから放たれる青い竜巻に巻き込まれた

バイパーは、元の姿へと戻っていった。

その衝撃で手首のウォッチも外れ、

地面へと転がり落ちる。

A「ノーズさんっ!! 大丈夫ですか!?」

見かねたAはノーズの元へ駆け寄る。

ノーズ「あ、あぁ…。
俺は一体、どうしちまったんだ…!?」

ノーズのよろめく体をAは支える。

ラント「君は恐らく、何者かに
強制変身させられたんだ」

ラント達も元の姿へ戻った。

ノーズ「何だと…?!」

ラント「ノーズ。君には全てを知った上で、
我々に協力してもらいたい」

そう言いながらノーズに近付くラント。

ノーズ「…」

A「ノーズさん……」

すると…。

.

.

.

?「あっはははは!」

何処かから聞こえてくる笑い声。

A「……!」

先程の黒いフードを被った男子生徒、

蛇山チアキが現れた。

ノーズ「チアキ…」

フブキ「あの人、さっきの…」

メラ「蛇山チアキ。学園マフィアでは、
ノーズの付き人のような存在だと思っていたが…」

チアキ「ふふっ…それはちょっと違うかな」

A「あっ……あのっ……!
貴方、チアキさんと仰るのですね……?
私、美月Aです。あの時は
助けていただいてありがとうございました!」

ラント「A、知り合いだったのか?」

A「知り合い……というか……。
あれは……私がまだ転校してきたばかりの頃……」

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ーAがYSPクラブに入った次の日の週末…。
(※私がYSPクラブに……? (15) 参照)

A「よし、今日も練習しなきゃ……!」

歌を練習出来る場所を探し求めていた…。