君は僕の太陽【fischer's】 (ページ40)

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Aside

どうしよう……。少し落ち着いてきたから状況を確認しよう。シルクがあの人達を追っ払ってくれて、私が泣きやまなかったから抱きしめてくれてるんだよね。冷静になるととっても恥ずかしい。ど、どうしたらいいのかな。

しばらく困惑したまま動けないでいると、ンダホくん達がやってきた。

ン「ちょうどそこでみんなと会ってさあ、……何？どうしたのっ！？」

シ「こいつ知らないやつらにナンパされてさ、連れてかれそうになってたんだよ。」

キョウコ「えーっ！！Aちゃん大丈夫？怖かったよね。」

ダ「許せんっ！そいつらどこ行ったんだ？」

シ「俺が追っ払った。この辺じゃ見たことないやつだったから大丈夫だと思う。」

ペ「そか！シルクがいてくれて良かった。」

ザ「でも神社でもそんなやつらがいないとは限らないよな。」

モ「用心しないとね。きょんちゃんは俺と手を繋いどくんだよ〜。」

キョウコ「あたしはっ！……はい。」
(モトキににらまれた…)

『あれ？マサイくんは？』

いつもなら会った途端そばにきてくれるマサイくんがいない。

ン「ちょっと用事があって来れなくなったってさっき連絡があったよ！」

用事？昨日はそんなこと言ってなかったのに……スマホを確かめるが、あたしのとこには連絡が来てなかった。

シ「じゃあAは俺と手繋いどけ！」

『えっ？大丈夫だよ。』

シ「またさっきみたいなやつらが来たらどうすんだよ？しかもお前はぐれそうだしなっ！」

そんな顔で笑われてしまっては断れない。

『じゃあ、お願いします……///』

シルクの手は暖かくてゴツゴツしていた。男の人って感じだ。さっきはこの手で守ってくれたんだよね。

今だけ。

今だけこの人の彼女気分でいてもいいかな……？