君は僕の太陽【fischer's】 (ページ39)

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あいつらと年越しすんのも何年目だよってくらい恒例になってんな。今年は珍しくンダホが神社に行こうとか言い出すから、このさみーのに公園で集合だ。また早く来すぎたかと思ったら誰か先に来てるようだ。

ん？なんか様子がおかしいな。暗いからあんま見えないが、Aと………誰だ？

『ちょっ、ほんとにやめてってば……

Aが知らないやつらにからまれてる。そうわかった瞬間俺の体は勝手に動いていた。

シ「お前ら！何してんだよ！」

Aの肩を抱いていたやつに飛び蹴りをくらわし、反対側にいたやつを殴ると吹っ飛んでいった。

「お、お前なんだよ！」

シ「うるせぇ！早くこいつら連れて帰れ！」

「くそ！帰るぞお前ら！」

フラフラになりながらあいつらは帰っていった。

シ「A！大丈夫か？」

『う、うん……大丈夫。』

シ「無理しなくていい。震えてんぞ？」

「そんなことないよ？……あれ？おかしいな……」

Aの目からぽろぽろと涙がこぼれている。俺は気が付くとAを抱きしめていた。

シ「我慢して笑わなくていいから。落ち着くまでこうしててやる。」

ずっとこのままいられたらいいのに………なんて虫がよすぎっかな…………？