♯ロビンフッド 開闢 リクエスト ページ10
「ほいほい。呼ばれたからにはそれなりに働きますよっと」
来た。やっとこの日が。
待ち望んだ、この日が。
『ロビン!!!!』
私は彼の姿を見た瞬間、名前を思わず叫んでしまった。だって、だって凄く彼と会いたかったから。
でも、サーヴァントたちはやっぱり初めは冷めている。それは分かっている。けど、マスターであるこの私が待ち望んでいた、というのにあっち側(サーヴァント)は何も無いとかありえなくない!?!?
「おっと、マスター。初めましてでそんなに叫ばれるとびっくりするねぇ。もしかして、前世俺がナンパした相手の誰かの子孫かい?」
と言い彼は笑った。
「先輩、おはようございます。今日も外は雪が降ってます。」
そう言って昨日ぶっ倒れた私を介抱してくれたマシュが起こしに来てくれた。
彼女には本当に感謝するしかない。
でも、本当に彼と会いたかったから。
『うん、ありがとう。マシュ、ロビン何処にいる?』
マシュは、「あぁ、先輩のストーカー気質が始まった」と言いたげな顔をして
「彼ならまだ見かけていないので、部屋にいると思います。」
と若干の苦笑いで言われた。
そうか、部屋にいるのね。
『わかった。マシュも自由にしてていいよ。』
マシュは「はい。」と小さく返事をして私の部屋を去った。
彼に会いに行くために、乱れた髪を整える。
何時もより乱れている気がする。
髪をサイドテールにして、服を整え、いざロビンの元へ。
自室の扉に振り返ろうとした時、サッと扉が滑らかに開きお目当てのロビンが壁によっかかっていた。
『ロビン、おはよう』
「おう。おはようマスター。よく眠れたか?」
文章にすると普通だけど、やっぱりロビンに言われると違う。
ロビンは私に歩み寄って、するすると髪に指を絡めてくる。
じっ、と眠たげな瞳に見つめられてまた眠気がぶり返しそうな程くらくらする。
なにも話してこないロビンに、私は痺れを切らして言った。
『ねぇ、ロビン。まだ絆全然…』
「それは言わねぇ約束じゃねぇか?俺は出会った時からマスターと同じ目的だ。」
そう言ってくるくると私の髪で遊んでいた細く長い、でも男性的な骨格がはっきりとしている指が私の頬に降りてくる。
『えっ、、と、ロビン?』
さっきとは対照的に、ロビンの眼は獲物を狩るような目付きをしていて全身が蔦で縛られたような感覚になる。
「…俺に守られる気ある?」
と挑戦的に笑った。
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にょると(プロフ) - 愛里さん» こちらこそリクエストありがとうございました!!またありましたら宜しくお願いします。 (2020年2月26日 23時) (レス) id: ac6d2afe74 (このIDを非表示/違反報告)
愛里(プロフ) - にょるとさん» 孔明先生かっこいいです。ありがとうございました! (2020年2月26日 20時) (レス) id: 95c5af7e07 (このIDを非表示/違反報告)
にょると(プロフ) - えのぐさん» コメントありがとうございます!サーヴァントの表記直したつもりでしたがまた見直してみます!ありがとうございます。アンコールですか了解しました!!ドロ甘で書きますね(握手) (2020年2月16日 2時) (レス) id: ac6d2afe74 (このIDを非表示/違反報告)
えのぐ(プロフ) - それと、リクエストです!初期鯖ですこすこな始皇帝と言いたいところなんですけど多分(きっと)(おそらく)難しいと思うのでアスクレピオス先生アンコールってできるでしょうか…このコメント見れててなおかつ小説を綴る活力があればお願いします!! (2020年2月16日 1時) (レス) id: 6a2a84fe35 (このIDを非表示/違反報告)
えのぐ(プロフ) - 初めまして!!アスクレピオス先生100Lv勢なので(そういうことです)超ヒョッ…(尊死)ってなりました。あと細かいと思うんですけどサーバントではなくサーヴァントだったはず…です。間違ってたらすいません!! (2020年2月16日 1時) (レス) id: 6a2a84fe35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にょると | 作成日時:2019年8月2日 22時