#オジマンディアス 珠玉 リクエスト ページ20
「…余の上に乗るが良い。今夜だけだ。」
そう言って彼らしくない、膝の上をぽんぽんと2回叩いた。
…こ、これは膝の上に乗って所謂対面座位ってやつで種火を食べたい、という御所望なのだろうか。
頭が混乱して一気に思考力が低下していく。
まさかそんな事を言われるとは思わなくて、オーバーヒート寸前だった。
しかし、身体は欲望に忠実なもので素直に彼の目の前へと足を進めている。
自分の思考とは裏腹にどんどん近づいて行く。
彼は満足気に笑って、私の空いている手を取り手を引いた。自分より遥かに年上の彼に身を委ねて流れのままに太陽の暖かさに身を沈める。
「…なんだ、緊張しているのか?らしくないぞ。」
さっきまでの雰囲気とは打って変わって、いつものオジマンディアス、に戻ってくれて緊張の糸が解けた私は体制の事は気にせず彼の口元へ種火をもっていった。
「…余は輝く、何処までも。」
また、寂しさを纏った彼に戸惑いを隠せない私だったが、もう種火は食べさせられたのであとは帰るだけである。
『それはファラオ様だからね!ありがとう、今日は急に押しかけてごめんね。』
そう言って私は彼の上から退こうとすると、手を引かれて先程よりもぐっと彼との距離が近づいた。
『えっ…!?』
「貴様が余を見失わないよう、ずっと輝き続ける。」
恥ずかしさのあまり俯いていた私だったが、彼の不安そうな声色にゆっくりと顔を上げてみると、苦しそうな表情をしていた。
びっくりした私は目を見開き、固まってしまった。こんな彼を見た事がなかったからだ。
『ど、どうしたの?何かあった?』
私が問いかけると、彼は一度顔を下に向けて私の手を強く握った。こんな状況でも太陽は暖かかった。
「…余は、マスターに要らぬ情を持ったと言ったらどうする___」
要らぬ情? こんなに彼を悩ます私に対しての気持ちって一体何なのか分からない私は『いいよ。言ってみてよ。』と言った。
すると、彼の手は私の唇へ滑らされて撫でられた。くすぐったくて思わず身動ぎをする。
『んっ…なんで…どうしたの?』
私が耐えきれなくなり、彼にそう問うと太陽は輝きを増し二度と逸らせられない美しさの彼はこう言った。
「…こんな美しい小娘の唇。余がモノにしたらどうなるか、試してみるか?」
次の瞬間には、身体に太陽の暖かさが流れ込んできていた。
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リクエストでオジマンディアスさんでした!
こんなファラオ様みたことない!w
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にょると(プロフ) - 愛里さん» こちらこそリクエストありがとうございました!!またありましたら宜しくお願いします。 (2020年2月26日 23時) (レス) id: ac6d2afe74 (このIDを非表示/違反報告)
愛里(プロフ) - にょるとさん» 孔明先生かっこいいです。ありがとうございました! (2020年2月26日 20時) (レス) id: 95c5af7e07 (このIDを非表示/違反報告)
にょると(プロフ) - えのぐさん» コメントありがとうございます!サーヴァントの表記直したつもりでしたがまた見直してみます!ありがとうございます。アンコールですか了解しました!!ドロ甘で書きますね(握手) (2020年2月16日 2時) (レス) id: ac6d2afe74 (このIDを非表示/違反報告)
えのぐ(プロフ) - それと、リクエストです!初期鯖ですこすこな始皇帝と言いたいところなんですけど多分(きっと)(おそらく)難しいと思うのでアスクレピオス先生アンコールってできるでしょうか…このコメント見れててなおかつ小説を綴る活力があればお願いします!! (2020年2月16日 1時) (レス) id: 6a2a84fe35 (このIDを非表示/違反報告)
えのぐ(プロフ) - 初めまして!!アスクレピオス先生100Lv勢なので(そういうことです)超ヒョッ…(尊死)ってなりました。あと細かいと思うんですけどサーバントではなくサーヴァントだったはず…です。間違ってたらすいません!! (2020年2月16日 1時) (レス) id: 6a2a84fe35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にょると | 作成日時:2019年8月2日 22時