#オジマンディアス 珠玉 リクエスト ページ19
『さてと、今回のライダーの種火誰に使おうかなあ。』
一日の終わりの日課であるこの「誰に種火を使おうか議会(独り)」は、今日の成果が目に見えてわかる最高の瞬間である。
ライダーで育てているのはオジマンディアス、最近顕現したバーソロミューさんだ。
ただ、冒頭でこんなことを言ったものの選択肢はほぼ1つだった。
そう、私は古参のサーヴァントから育てる謎のポリシーがあるため今回はオジマンディアスにしよう。
そうと決まれば早速、彼の元へ足を動かした。
「…騒がしいと思ったら貴様か。なんだ余に話でもあるのか?」
明日のクエストに向けて準備をしていた彼は、外が暗闇だからだろうか。少し落ち着いて見える。まだ個人的な話はあまりしていないが、戦闘ではとてもお世話になっている。
そんな彼に種火を食べさせないとならない。
実はこの行為が少し苦手である私は早く済ませたかった。
『今回周回した種火を、と思って…』
用件を伝えると、「そうか。」と言ってこれからすることを察し動いてくれる彼に、私はこの億劫な時間もマシに感じられた。
「余に与えるのは賢明な判断だな、許す。近うよれ。」
彼が私に手招きすると、餌に釣られるように近づいていった。
改めて目の前に立つと、身長の差が目立つ。
180cm近くある彼の身長は、年頃の私としてはドキリとする。
おまけに、夜でも感じられる微かな太陽の香り、暖かさは人の子である私をひどく安心させた。
手に持っている種火を彼の口元へ持っていく、がしかし、意識的に避けているのか、はたまた本当に届いていないのか口に運ぶことが出来ない…身長差か。
懸命に背伸びをしてみても彼の口元には届かなかった。
「余を待たせるのか?サーヴァントに力を与えられないマスターなど聞いたことないぞ。」
王様を怒らせてしまったか、と思って彼の口元から顔へ視線を変えると何故か楽しそうな表情をしていた。私をからかっているのか、ただ力を与えられることに対しての喜びなのか分からなかった。
『だ、だってほら…身長差凄いから…その』
ここまで言って言葉に詰まる。元はと言えど、王様に命令していいものなのか。
マスターとサーヴァントという関係性がある以上は命令をしなくてはならないが、何故か彼の前でそれが出来ない、というかしたくない。
言葉に詰まる私を見兼ねて彼は、先程まで座っていた椅子に腰掛ける。今度こそ呆れられて「帰れ。」と言われそうで怖気付く私に彼は言った。
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にょると(プロフ) - 愛里さん» こちらこそリクエストありがとうございました!!またありましたら宜しくお願いします。 (2020年2月26日 23時) (レス) id: ac6d2afe74 (このIDを非表示/違反報告)
愛里(プロフ) - にょるとさん» 孔明先生かっこいいです。ありがとうございました! (2020年2月26日 20時) (レス) id: 95c5af7e07 (このIDを非表示/違反報告)
にょると(プロフ) - えのぐさん» コメントありがとうございます!サーヴァントの表記直したつもりでしたがまた見直してみます!ありがとうございます。アンコールですか了解しました!!ドロ甘で書きますね(握手) (2020年2月16日 2時) (レス) id: ac6d2afe74 (このIDを非表示/違反報告)
えのぐ(プロフ) - それと、リクエストです!初期鯖ですこすこな始皇帝と言いたいところなんですけど多分(きっと)(おそらく)難しいと思うのでアスクレピオス先生アンコールってできるでしょうか…このコメント見れててなおかつ小説を綴る活力があればお願いします!! (2020年2月16日 1時) (レス) id: 6a2a84fe35 (このIDを非表示/違反報告)
えのぐ(プロフ) - 初めまして!!アスクレピオス先生100Lv勢なので(そういうことです)超ヒョッ…(尊死)ってなりました。あと細かいと思うんですけどサーバントではなくサーヴァントだったはず…です。間違ってたらすいません!! (2020年2月16日 1時) (レス) id: 6a2a84fe35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にょると | 作成日時:2019年8月2日 22時