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…なんやろ、この空気感
ゆるゆるで、ほわほわで。
朝
時間に余裕があって
人とご飯を食べながら
ニュースを見るのって、
アリやな
相手が安田さんなだけあって
ほんまに、まったりしている
昨日、いきなり電話来たときは
なんやなんやと、怒りマークがつきそうやったけど
彼氏もいないせいか、
人がいる生活に安心している私もいる
「そういえば、いつまで
ここで生活するんですか?
1週間くらい?」
安「いや、」
「…いつまで?」
安「決めてへん」モグモグ
「なんでや…」
安「やって家賃も生活費も俺やねんから」
「…」
それは、安田さんが自分で言って
私の意見を聞かなかったからでしょ
という言葉は、飲み込んだ
安「引っ越しも疲れたし〜」
「…メンバーには言いますよね?」
安「そやなぁ別にやましいこともないし」
「…まぁ、お迎えの順番でばれますしね」
安「大倉も知ってるしね」
「…ほんまですね(笑)」
こうして、
身勝手なマイペース安田さんと
飲み込みのそこそこ早い私との
同居生活が、始まったのだ
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作者名:みくや | 作成日時:2024年3月24日 22時