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丸「え、そないな話になったん?」




安「そ〜結局俺が住むところに

 Aも一緒に住むことになってん」




大「俺らが寝てる間にそんなになってたんや」




村「だから朝から荷造りしとったん」




横「俺もびっくりしたわ、


 ヤスいきなり引越し準備始めた思ったら

 Aの荷物やってんもん」





「…」





安「送迎のしやすさと広いお家と

 仕事場に近い俺ん家がよかったんやってぇ

 あと駐車場代が安いところってぇ」










それだけやない




すばるくんに言われた



ヤスの面倒見てやれって言葉が


そうさせた




…気がする



 









20年前










「おい鈴木」


「…はい」


「お前きしょいねん」


「貧乏人、くっせ〜」


「…そないなこと言わんとって」


「近寄んな虫けらぁ」


安「A、帰るで?」




「章ちゃん、」




「は!きしょいわぁこいつの口から

 章ちゃんやってぇ」





安「ええやんなぁ?俺らで呼び方決めたんよな?」



「ヤスお前鈴木に関わんなよ、きしょいのうつんで?」



安「Aのええとこお前ら知らんのん?だっせ〜」






そういって彼は私の手を引いて

いじめの闇から救ってくれた






すぐ近くの高校やった章ちゃんは


こうして私のことをよく迎えに来てくれていた








そこから中学は行かなくなった



章ちゃんも仕事が始まってたから

高校には行ったり行かなかったりで





気がつけば、一緒に上京して


気がつけば、一緒に仕事をしていた








女関係はしょうもないらしいけど



闇、絶望、どん底という

魔の三拍子が揃った私の暗黒時代を



綺麗に払拭してくれたのは


まぎれもない、安田章大やった








きっと、これも、本当の章ちゃんの姿で










だからこそ、信頼はあるし




関ジャニ∞のメンバーでも、


末っ子気質の大倉さんは別物とすると




私は章ちゃんの面倒を見ないといけないという責任感はある











すばるくんでさえ、20年前のこの話は知らない









だけど、何か



見透かされているような





私が章ちゃんに恩返ししたいと


どこかで思っていた気持ちを








後押ししてくれたような形になった

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設定タグ:関ジャニ∞ , SUPEREIGHT , 安田章大   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:みくや | 作成日時:2024年3月24日 22時

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