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*
安「ん」
「…なに?」
安「何やのうて、腕枕以外何があんねん」
「や、ええわぁ…」
安「やなくて、俺肩幅異様に広いから」
「もう…」
一人のベッドにしては広いと言うても
男女が横になれば
それはもう体が触れ合わないわけがなくて
安田さんに腕枕された格好になった
「…眠くなかったん?」
安「Aが帰ってくるまでは
起きてるに決まってるやろ」
「…なんで?」
安「理由なんかいるぅ?」
「いや別にないけど、」
安「渋やんとどうやった?」
「どうもこうも、会って話したいことが
あるんかと思っとったのに
ほんまになんもなかってん」
安「渋やんらしいなぁ(笑)」
「そういえば章ちゃんのこと話しとった」
安「なんてぇ?」ゴロッ
「…こっち向いて話すような内容ちゃうよ」
安「ええやんドキドキしてんのぉ?」
「せえへんわ」
安「はは〜(笑)ほんで渋やんなんて?」
「章ちゃんの面倒見てやれって」
安「なは〜♪」
「なは〜やないやろぉ」
安「ほな、もうしばしよろしゅう〜」
「…出てくんやろ?」
安「家はもうすぐ決まりそうやけど
Aがそばにおってほしいってんなら
話は別やろぉ?」
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作者名:みくや | 作成日時:2024年3月24日 22時