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LINE♪
『錦戸:章ちゃんと二人暮らししてるん?』
…なんでこの人まで知ってるんや
『お久しぶりです
情報が早いですね』
安「誰〜?」ガシガシ
お風呂上がり、
パンツだけ履いた姿で上がってくるのは
注意しても、もうきっと治らん
まぁ、すっぽんぽんより100倍マシ
気がつくと、家にはアロマディフューザーやら
小さな観葉植物やら
うちになかったものが
ポコポコと姿を現していて
もう世間的なイメージの安田さんの家、
のような景色になっていた
「錦戸さん、二人暮らししてるん?って」
安「あ〜そういや7人のラインで言うたわ
ん」ヌッ
「…なんですか、濡れた頭突き出して
わ、つめた!」
安「乾かして?」ニコッ
「はい?…なんで?」
『錦戸:遂に付き合ったん?』
「ほら、こう勘違いされんねんから」
安「ええやん今二人きりやし」
「二人きりやからこそ、やん」
『まさか!女とやっちまったみたいですよ』ススス
安「何勝手なこと書いてんねん(笑)」
「本当のことじゃないですか」
安「その、標準語と関西弁が混ざるの
なんか、ええな」
『錦戸:章ちゃんってほんまそういうとこ意外よなぁ』
「いやぁ錦戸さんもそこそこでしたけどね」
安「A間違ってもそれ亮に送るなよ(笑)」
貸して
そう言うとこの男は
濡れた頭を私に向け、
ドライヤーのコンセントをさし
私のスマホで錦戸さんとラインし始めた
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作者名:みくや | 作成日時:2024年3月24日 22時