2話 ページ2
「イヤー、今日も疲れたねぇー」
「お疲れ様ですA
でも一日の終わりみたいな事言ってますけどまだ仕事ありますよ」
苦笑いしながら寂雷にそう突っ込まれる
いやー、社会人は辛いね!!
思ってもないことを言いながら寂雷とじゃれていると衢くんが突然部屋に入ってきてスマホを寂雷に渡す
「寂雷さん!Aさん!ちょっとこれ見てください!」
「あれ、どうしたの?そんなに慌てて」
「今日本でこんな放送されてるんですよ!政府からの大事なお知らせって……」
大事なお知らせ?
寂雷の持っているスマホを覗き込む
『現時刻をもちまして《言の葉党》が政権を握ることになりました』
「え…?!」
言の葉党って…?
あ、あ、頭が整理できない…
『急な事態に驚かれるのは無理もございません
そこでこの方に来ていただきましょう』
そう言いその女の人は指をパチッとならすと内閣総理大臣が連れてこられる
でも…様子がおかしい…
ガタガタ震えて表情が尋常じゃない…
この人になにがあったのか想像するだけで恐怖を感じ、寂雷の白衣の裾をぎゅっと握ると寂雷が手を繫いできたので慌てて寂雷の顔を見る
だが寂雷は気にせず画面を見る
……どうしよう…内容をちゃんと聞いて理解したいのに…
寂雷のせいで集中できないよぉぉ〜!!
『皆様ご存じとは思います
こちら現内閣総理大臣
……いえ
『では総理大臣からご説明を』
『……………』
『……あら?このままだんまりを決め込むおつもりですか?』
『………………』
だんまりの内閣総理大臣
本当に何が…
女の人はだんまりの内閣総理大臣を見て視線を前に戻す
『まあいいでしょう
国民の皆様には私達がどのようにして国家転覆を成し遂げたのかお見せいたしましょう』
そういい女の人がとりだしたのは…
「マイク…?」
〜〜〜〜〜
意外と寂雷先生からされたら照れる(名前ちゃん)(笑)
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作者名:ヘアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時:2019年6月16日 21時