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1話 ページ1

「じゃ〜く〜らい!!」



「?!あぁ…A。お疲れ様です」



「んもーもっと反応してよー!」



こんにちはみなさん!紹介遅れてすいません!私は神宮寺A!



今困ったように笑っているのは神宮寺寂雷!



名字で分かったと思いますが夫婦です♪



「相変わらず仲良しですね」



そういいながら近づいてくるのは神奈備衢



「衢くん!」



「お疲れ様です お茶でもどうぞ」



そういう衢くんの手にはお茶



「ありがとうございます 衢くん」



「Aさんも」



「私はいーよ!お水あるから!」



そういうと衢くんは不思議そうに首をかしげる



「お水?」



「最近ダイエットするときかなくてね…」



そうはにかむ寂雷



「ん〜好き〜!」



ハートのつきそうな勢いでそうだきつくと再び頭を撫でられる



寂雷を堪能していると他の人の会話が耳に入ってくる



「あの人数の負傷者をたった一人で治療するなんて…」



「天才と呼ばれるだけあるよな…」



その話を聞き、衢くんもその話題に触れる



「寂雷さんが来てからこの戦地での死者が劇的に減りましたね
他の医療所は戦況と比例して死者も増え続けているようですが…」



「……」




増え続けてる…か…



「…やはり私は無力だ」



ぽつ…と呟いた寂雷の声が頭の中をこだまする



「寂雷さん?Aさん?」



心配そうな衢くんの顔が視界に入り、ハッとする



「いや…なんでもないよ」



「そそ!なんでもないなんでもない!それより早く回診行かなきゃ」

2話→



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作者名:ヘアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2019年6月16日 21時

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