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37、降谷さん?? ページ3

安室「Aさん。理由を聞かせてもらいましょうか。」ニコッ

A「いやそのですね。いろいろあってですね。」

安室「今じゃなくて良いですよ。帰ったらしっかり聞きますので。」

A「は、はい。」

ハロ「わうぅぅ(ごめんなさい)」

A「あの。なんで警察庁なんですか?」

安室「もしも尾行していた人が不審者だった場合に直ぐに通報出来るからです。」

A「そうだったんですか。あ!そう言えば探偵の仕事が「降谷さん!!」ん?」

ハロ「アンアン!(メガネのひと!)」

安室「どうしたんですか?風見さん。降谷さんならここには居ませんよ。」ニコニコ

A「降谷さん………………………?」

ハロ「アンアン!アンアンアン。(ふるやだ!あむろさんじゃなくてふるや。)」

A「え?」

安室「Aさんどうかしましたか?」


A「い、いえ。そちらの方はお知り合いなんですか?」


安室「はい。風見さんですよ。」


風見「えっと風見裕也です。」


A「あ、えっと。よ、よろしくお願いします。」


風見「いえいえこちらこそ。」


A「1つだけ質問して良いですか?」


風見「はい?どうぞ。」


A「降谷さんって誰ですか。」


風見「えっと上司です。」


安室「Aさんどうしたんですか?とりあえず帰りましょうか。」


A「は、はい。風見さん質問答えて下さりありがとうございました。」


風見「気にしないで下さい。」


安室「それでは風見さんまた。」









今現在安室さんの車に乗っています。それにしてもハロちゃんの言葉の意味がすごく気になる。でも安室さんを前にして喋れないし。


安室「Aさん。」


A「は、はい。」


安室「今日のことはしっかり反省してもらいますからね。」


A「すいません。仕事の邪魔までしてしまって。依頼人さんにすごく、申し、訳ありませ、ん」


どうしても自分が情けなくて私は泣いてしまった。本当に私は泣き虫だ。


安室「な、泣かないで下さい。僕も少し言い過ぎました。今後から気をつけてくれればいいですから。」


A「すいません。」


安室「僕はすいませんよりもありがとうって言ってくれた方が嬉しいんですが。」


そこで赤信号で止まった。私はその時その言葉が嬉しかった。せめて安室さんに少しでも思いが届くように。


A「ありがとう!」


この時の私はなるべく笑顔で言った。つい顔が緩んでしまっただけだけど。

38、見惚れて…………………。→←36、安室さんは一体………………。



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作者名:大峪実来瑠 | 作成日時:2019年1月18日 20時

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