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「A!」
「ちょ、ちょっと!傘もささずにどうしたの!?」
私は急いで青宗くんが雨に当たらないよう近づく。
「コイツがいたから」
"コイツ"と言う方へ目を向けると、青宗くんは自身の服で子猫が濡れないように抱き抱えていた。
だから蹲っているように見えたんだね。
「猫、、、!可愛い!」
「箱に入れられてそこにいた。」
「捨て猫か、、、可哀想に、、、」
じっとこちらを見つめる子猫。可愛い。
「でもその子どうするの?」
飼えるなら飼ってあげたいけど、絶対親に反対される。
「飼う」
「えっ、青宗くんが?」
「あぁ。」
「猫飼ったことあるの?」
「ない」
「だ、大丈夫?」
「このまま放っておけねーだろ。
それに、他に拾ってくれる奴がいるかわかんねぇし。」
そういう思いやりのあるところ、好きだなあ、、、
「子猫ちゃん良かったね、青宗くんに拾って貰えて」
ミャア、と小さな声で鳴いている子猫。
だけど様子がおかしい。
「さっきから鳴き止まねぇんだ」
「お腹空いてるのかな?」
「そうか、じゃあ買いに行くか」
「ならさ、あたしいい所知ってるよ!」
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香恋 - ジョン子。様!更新ありがとうございます( ; ; )嬉しいです〜!ご無理なさらずにお話の続きが読めたら幸いです(^ ^)イヌピーも千冬も大好きなのでまた1から読んでます…!続き楽しみにしてます( ´ ▽ ` ) (2023年2月12日 1時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
ジョン子。(プロフ) - 香恋さん» 香恋さま コメントありがとうございます!更新が滞ってしまい申し訳ないです(;_;) (2023年2月6日 2時) (レス) id: 7b49d2ad7b (このIDを非表示/違反報告)
香恋 - 面白くて一気に読んでしまいました。良いところで終わってる…!続きをお恵みください…( ; ; ) (2023年1月23日 9時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジョン子。 | 作成日時:2022年6月9日 0時