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結「A、お土産いっぱいありがとね」
「いいえー。」
結「はぁっ…Aももう人妻かぁ」
「ねー、ほんとだよね。私には無縁の話かと思ってた」
結「新婚旅行楽しかった?」
「めっちゃ楽しかったから、会社行きたくなかった」
久しぶりに会った結は全然お変わりなく。
久しぶりとは言っても会社ではよく会うけどご飯食べに来たのはほんと久しぶりで。
新婚旅行から帰ってきて1週間が過ぎ、やっと普通の生活感覚に戻った私は大量のお土産を結に渡した。
結「結婚てどんな感じ?」
「結婚?んー、…どんな感じだろ…」
結「え、結婚したんだよね?www」
「もともと一緒に住んでたし、今までとそんなに生活はかわんないからさー。まぁ、苗字変わったりとかはまだまだ慣れないんだけどね」
結「そっかそっか。深澤さんになったんだもんね。
結婚してもう1ヶ月ちょっとでしょ?
ふっかさん全然前と変わんないの?」
「まったく?ぜんっぜんかわらない。
いつも優しくて、逆にこんなに優しくされていいのかなって思うほど優しい。」
結「いいなぁーー!もう私の彼氏もそうならいいのに!」
「てか、結こそ結婚しなよ!もう付き合って4年でしょ!?」
結「いや、あと10年はないと思う。
新婚旅行のサプライズも凄かったらしいじゃん」
「なんで知ってんの?」
結「冴島さんから広まったんじゃない?
会社全体Aのこと羨ましがってるよ」
冴島さん…(笑)
実は結婚する前だけど、冴島さんに
「Aのこと好きって言ったら、俺のとこに来てくれる可能性って1%でもある?」って言われたことがあった。
正直にすみません、と言った私に笑顔を作った冴島さんを頭の中から消すことはできないけど、今までと全然変わらず上司と部下の関係で。
「たつやくんが旦那さんでよかった」
結「あんたたぶん世界一幸せだよ」
「世界一幸せにするって言われたもん」
結「耳が痛いよもう…(笑)」
散々に惚気けたあげく、家まで送ってくれた結w
家に着くと、待ってましたと言わんばかりにガチャっと玄関を開けたふっかさんは、結を見て
『わざわざありがとね、これ』
タクシー代少しだけど、とお金を手渡した。
スマートな振る舞いに私も結もキュンとしたのは秘密。
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ゆりりん(プロフ) - 話の内容も素晴らしいほど上手でスラスラと読んでしまいました。ふっかにリアコな私はどストライクです。これからも更新頑張ってください。応援してます! (2019年12月21日 2時) (レス) id: 4be93e9405 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - 華さん» ありがとうございます!嬉しいです! (2019年11月7日 6時) (レス) id: 14ab37bdb1 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - バナナさん» ありがとうございます!ゆっくりな更新ですけどがんばりますね! (2019年11月7日 6時) (レス) id: 14ab37bdb1 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 作者様の言葉の選び方がとても素敵で読んでいて毎回キュンキュンしてます^ - ^ (2019年11月7日 0時) (レス) id: 5050dd5593 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ(プロフ) - いつも楽しく見させていただいてます!この後の大きな出来事もめっちゃくちゃ気になります笑これからも頑張って下さい! (2019年11月6日 23時) (レス) id: 46f56e27d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実玖 | 作成日時:2019年10月19日 21時