ご対面の裏側2 ページ11
気がついたら走り出していた。
片手には傘
もう片手にはランプを持って。
いくら夏だとはいえ、
雨の降る森はかなり冷え込む。
そのまま夜を迎えたら
野生動物だって出てくるし
寒すぎて最悪、命にかかわる。
?「ひ、人助けだし、大丈夫だよね……。」
そう。僕はビビりなのだ。
それに優柔不断。
すっごい組み合わせ。
目の前にアイスがいっぱいあって、
どれにしようかうじうじ迷ってるうちに
気がついたら全部溶けちゃった、みたいな
そんな損するタイプ。
直さなきゃなって思ってるんだけど、
そう簡単には直らない。
まして人と関わることなんてないから
なおさらだ。
そんな事を考えているうちに
1人の女の子が眠る洞穴に着いた。
?(うわ……可愛い……)
?「きっと怖いよね、でも、ごめんね。
僕は君を助けなくちゃいけないような
そんな気がしてならないんだ。
とって食べたりしないから。
いい子にしててね。」
そうその子に囁いて
僕はその小さな体を抱え
自分の屋敷にむかって歩き出した。
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作者名:りゅー。 | 作成日時:2018年8月10日 11時