34枚目 ページ34
貴方side
『あ゛っ、、?!あ゛ぁ゛ぁ゛っ、、?!』
「おっ。その反応良いな、、。」
私から噛み千切ったのか、コネシマは口の中に含んだその舌を床に吐き捨て、私の反応を楽しむ。
その時の恍惚とした表情を見て、直感的に感じた。
このままコネシマと一緒に居たら、確実に私はこいつに穀される。
『、、、、っ!』
そう思えば、考えるよりも体が動いた。
逃げなくちゃ。
アイツが来る前に逃げないと。
掴まりたく無い。
助けて。
誰か。
「A」
誰かっ、、
.
.
「逃がさないからな。」
.
コネシマとは違う、聞いたことのある声がして、また視界は暗転した。
暗転。
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『わぁぁあ!?』
飛び起きれば、見慣れたシャオロンの部屋。
さっきまで眠っていたのに、変な汗がどくどくと流れて止まらない。
リアルな恐怖に、悪寒が止まらなかった。
「、、A?」
『、、っ!?』
名前を呼ばれ、声のする方を見れば、こちらを心配したような顔をしているコネシマの姿があった。
『あっ、、コネシマ、、。』
「だっ、、大丈夫か?!顔色めちゃくちゃ悪いで!?」
そう言って、近付いてくるコネシマ。
コネシマの声を聞くたび、段々と、呼吸が荒くなってきているような気がする。
「ちょ、、お前ホンマに大丈夫か?」
『だっ、、大丈夫っ、、大丈夫だから。』
「ホンマか?顔色めちゃくちゃ悪いで?なぁAおま(((『触んないで!!』
心配そうに、私の顔を覗き込むコネシマ。
そして、落ち着かせてくれようとしたのか、背中を撫でられる。
それがどうも夢のことを思い出され、咄嗟に大声を出してしまった。
「あっ、、。」
『、、ごめっ、、コネシマっ、、ごめんっ。』
コネシマは関係ないのに、意味分かんない夢なんかに精神狂わされて、友人にきつく当たってしまったことに申し訳なくて涙が溢れてくる。
「、、、んやん。」
『、っ、、えっ?』
.
.
「やっぱり俺の事裏切るやん。舌噛み千切っただけじゃ足らんかったか?」
何を、、言ってるの?
続く
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はゆり - え?皆さん私モテ知っていますか?私すごくその漫画が好きでこの小説で出てきて興奮しました。作者様も私モテのファンだと嬉しいです。(25話) (7月28日 22時) (レス) @page25 id: 647d51317b (このIDを非表示/違反報告)
るーるー。(プロフ) - うお。怖い。これは、、、ホラー?ま、いいや。タイトルからなんかゾクッときてしまいました。展開がとても気になります。更新頑張ってください。 (2023年4月26日 15時) (レス) @page39 id: a2c8966320 (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - 大戦犯さん» 解いてます!期限付きなのでどうぞお楽しみください! (2023年3月15日 19時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)
大戦犯(プロフ) - パスワードが、パスワードが解かれている!!キェェェェェェェェ(歓喜) (2023年3月15日 14時) (レス) id: 8079df56ee (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - ぱんけーきさん» ぱんけーきさんコメントありがとうございます!体の一部ですか?!むしろどこら辺が欲しいのかで話は変わって来ますが、取り敢えずそう言って頂けて、とても嬉しいです。ありがとうございます! (2023年2月2日 19時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:俎 | 作成日時:2022年11月26日 11時