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21枚目 ページ21

貴方side



《、、もう少しやったのに、、。クソが。》


会話が繋がったままのインターホンからそう声が聞こえ、誰かが去っていく姿が写し出されていた。


「はぁ、、はぁ、、はぁ、、。」


肩で大きく息をしているシャオロン。
鍵を上と下両方しっかりとかけて、ドアチェーンもかけて扉を厳重に閉めて、その場に座り込んだ。


「こ、、怖がったぁぁぁぁあ!!!」


そのまま涙目になりながら大声でそう言ってリビングまで走ってきてコネシマに抱き付く。
途端、止まっていた時間が動き出したように私たちも喋り出した。


「何、、今の。」


『、、多分例のストーカー。』


「Aお前ようこんなの今まで耐えてきたな、、。」


「ねぇ待って!俺の事誉めてくれへんの、、?めちゃくちゃ焦って玄関行ったんやけど、、?」


シャオロンに抱き付かれながら冷静にそんなことを言うコネシマに尊敬の意を見せるよ。私は。
私の恐怖体験を間近で感じたロボロは涙目になりながら、一人ボソッと呟いた。


「俺もう帰れへんやけど、、?」


「奇遇やなロボロ。俺も怖くて帰れへん。」


「もう泊まってけお前ら。」


それに共感するようにコネシマもそう言って表情を崩さず、震えている。
そんな二人をこのまま外にだしたらどうなるやら、、。
シャオロンはそう言ってくれ、二人は今日も止まることとなった。


『、、ねぇシャオロンさん。』


「なんやA。今日は俺がベッドで寝るからな?」


『いや。そう言うことじゃ無くてさ?』


私は自分の指を見ながらシャオロンに言う。
今のこの空気で言うのは違うと思うけど、私にとっては死活問題なのだ。


『お風呂、、どうすれば良い?』


「「「あっ。」」」


きれいに三人の声が重なった瞬間であった。


続く

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はゆり - え?皆さん私モテ知っていますか?私すごくその漫画が好きでこの小説で出てきて興奮しました。作者様も私モテのファンだと嬉しいです。(25話) (7月28日 22時) (レス) @page25 id: 647d51317b (このIDを非表示/違反報告)
るーるー。(プロフ) - うお。怖い。これは、、、ホラー?ま、いいや。タイトルからなんかゾクッときてしまいました。展開がとても気になります。更新頑張ってください。 (2023年4月26日 15時) (レス) @page39 id: a2c8966320 (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - 大戦犯さん» 解いてます!期限付きなのでどうぞお楽しみください! (2023年3月15日 19時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)
大戦犯(プロフ) - パスワードが、パスワードが解かれている!!キェェェェェェェェ(歓喜) (2023年3月15日 14時) (レス) id: 8079df56ee (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - ぱんけーきさん» ぱんけーきさんコメントありがとうございます!体の一部ですか?!むしろどこら辺が欲しいのかで話は変わって来ますが、取り敢えずそう言って頂けて、とても嬉しいです。ありがとうございます! (2023年2月2日 19時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年11月26日 11時

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