検索窓
今日:48 hit、昨日:17 hit、合計:136,421 hit

15枚目 ページ15

貴方side


『、、スンッ、、ふっ、、ふぅ、、。』


鼻をすすって、肩で息をする。
上がってきた階段を見ると、腕から垂れた血が下に垂れていて、赤い道が出来ている。
不思議とそれを見ても怖くないし、いつの間にやら指の痛みも感じられなくなっていた。


『、、、っ眠い、、。』


瞼が重くなってくる。
出血が多すぎたのか、ただ単に疲れたのか。
今眠ったら何が起こるか分かんない。
抗おうとしても無私な話で、私はそのまま意識を手放した。







.







.






.






.





暗転



________________
__________


「、、っ、、A、、A!!」


『わぁぁあ!!』


「「わぁあ!!/うわぁぁ!!」」


誰かに名前を呼ばれて目が覚める。
そのまま叫びながら起き上がる。
見慣れたデスク。少し散らかった部屋。シャオロンん家にあったやっすいベッド。
そして、ベッド脇に心配そうな顔をして見ている大先生とコネシマ。


『はぁ、、はぁ、、はぁ、、。』


「ちょ、、!?Aちゃんどうしたん!?魘されとったで!?」


『あっ、、え?大先生、、?』


「ホンマに大丈夫かお前、、。昨日飲み過ぎたんちゃう?」


そう言って心配してくれる大先生とコネシマ。
さっきのは夢?
そう思った途端に自分の中の緊張が解け、泣きながら大先生に抱き付いた。


「うぇえ!?ちょ、、そんな大胆な、、!!」


『うわぁぁぁあん!!よがったぁ゛ぁ゛ぁあ!!』


あまりの号泣っぷりに流石の大先生も変なことは言わず、頭を撫でたりしてくれた。


『よがったぁ、、夢だったんだぁ、、。』


「、、そんなに怖い夢見たん?大丈夫?」


そんな感じで少し落ち着いてきた頃、コネシマが血相を変えて声をあらげた。


「ちょ、、?!Aその指どうしたん!?」


『、、っえぇ?何、、?』


コネシマにそう言われて大先生から離れ、自身の指を見た。


『、、、え?』


親指以外の、爪が全て無くなっていた。


続く

16枚目→←14枚目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (244 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
656人がお気に入り
設定タグ:wrwrd , ヤンデレ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はゆり - え?皆さん私モテ知っていますか?私すごくその漫画が好きでこの小説で出てきて興奮しました。作者様も私モテのファンだと嬉しいです。(25話) (7月28日 22時) (レス) @page25 id: 647d51317b (このIDを非表示/違反報告)
るーるー。(プロフ) - うお。怖い。これは、、、ホラー?ま、いいや。タイトルからなんかゾクッときてしまいました。展開がとても気になります。更新頑張ってください。 (2023年4月26日 15時) (レス) @page39 id: a2c8966320 (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - 大戦犯さん» 解いてます!期限付きなのでどうぞお楽しみください! (2023年3月15日 19時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)
大戦犯(プロフ) - パスワードが、パスワードが解かれている!!キェェェェェェェェ(歓喜) (2023年3月15日 14時) (レス) id: 8079df56ee (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - ぱんけーきさん» ぱんけーきさんコメントありがとうございます!体の一部ですか?!むしろどこら辺が欲しいのかで話は変わって来ますが、取り敢えずそう言って頂けて、とても嬉しいです。ありがとうございます! (2023年2月2日 19時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年11月26日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。