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11枚目 ページ11

貴方side



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『トントン、、?』


「ん?なんや?」


さっきのやり取りから大体何分経ったんだろう。
階段を降りているものの、一向に最後に着かない。
いや。今はそれよりもだ。


『トントン?どうしたの?体調悪いの?』


「ん?何がや。」


『だって、、さっきっから何か変だよ?』


「何がや。何も変わってへんやろ。」


そう言って、最初こそは並列で降りていたのに、いつからかトントンが私を引っ張るように降りていた。
まるで、私を何処かへ連れていこうとしているような。


『ト、、トントン!一回休憩しない?私疲れちゃって、、。』


「もうちょい頑張ればすぐ着くから。我慢してや。」


この会話も3回くらいした。
でも、毎回毎回この回答で、そろそろ本当に疲れてきた。


『ねぇトントン。手、、痛いんだけど。』


「痛くない痛くない」


『痛っ、、痛いんだって!力強いよ!』


「痛くない痛くない」


だんだんと握る力が強くなってくるトントン。
痛みを訴えても痛くない痛くないと私の言葉を無視してばっかりだ。


『トントン!?ねぇホントにそろそろ怒るよ!?何で私の話聞いてくれないの!?』


「聞いてる聞いてる」


そろそろその返答にも飽きてきたし、とにかく手が痛い。
振り払いたいが、相手はあのトントンだ。
大先生ならともかく、体格がっちりのトントンに女の私では力の差が有りすぎる。


『トントン!!』


「何や?」


大声で呼ぶ。
すると、一回足の動きを止めてくれ、階段の途中で立ち止まる。
ただ、手は掴んだままで。


『、、私疲れてちゃった。ここで休んでるからトントン先に行っててよ。』


「何で?一緒に降りるって約束やろ?」


『そうだけど、、。疲れちゃったんだよ。お腹も空いてきたし。』


そう言ってもう歩きたく無いとの意思を示す。
するとトントンは優しい笑みを浮かべた。


「せやな。俺も腹減ったわ。」


そう笑みを浮かべながらトントンは私の手を口元へと持っていった。


『ト、、トントン?』















ガリッ


続く

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はゆり - え?皆さん私モテ知っていますか?私すごくその漫画が好きでこの小説で出てきて興奮しました。作者様も私モテのファンだと嬉しいです。(25話) (7月28日 22時) (レス) @page25 id: 647d51317b (このIDを非表示/違反報告)
るーるー。(プロフ) - うお。怖い。これは、、、ホラー?ま、いいや。タイトルからなんかゾクッときてしまいました。展開がとても気になります。更新頑張ってください。 (2023年4月26日 15時) (レス) @page39 id: a2c8966320 (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - 大戦犯さん» 解いてます!期限付きなのでどうぞお楽しみください! (2023年3月15日 19時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)
大戦犯(プロフ) - パスワードが、パスワードが解かれている!!キェェェェェェェェ(歓喜) (2023年3月15日 14時) (レス) id: 8079df56ee (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - ぱんけーきさん» ぱんけーきさんコメントありがとうございます!体の一部ですか?!むしろどこら辺が欲しいのかで話は変わって来ますが、取り敢えずそう言って頂けて、とても嬉しいです。ありがとうございます! (2023年2月2日 19時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年11月26日 11時

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