おつかいに行きます ページ10
夜、私は監督にお使いを頼まれた。
どうやら、監督が夜食べるお菓子を
買ってきて欲しいらしい。
いや、自分で買え(真顔)
そのまま外に出ると、明日人先輩達がいた。
｢…あれ。明日人先輩、どこ行くんですか？｣
｢あ、A。えっとね、
監督からおつかい頼まれて…。｣
明日人先輩も！？
あ、一緒に行こっと。
｢実は私も頼まれてて…一緒に行きません？｣
｢うん、いいよ。
あ、あと4人来るから待ってね。｣
…4人？まさか他の先輩達にも頼んでたの！？
監督どのくらい買わせる気よ……。
その後、貴利名先輩、あっきー先輩、
凌平、基山先輩がやってきた。
なるほど、このメンバーで行くわけか。
で、歩くこと10分。
公園の前を通っていた時だった。
｢ッ!?｣
一瞬の出来事で、とてもびっくりしてしまった。
そう、突如私達を目掛けてボールが飛んできたのだ。
ひと早く気づいた貴利名先輩が
蹴り返してくれたおかげで
誰も怪我をせずに済んだだけ良かった。
｢誰だ！｣
??｢あぁ。そこにいるのは、テレビに出てた
サッカー日本代表の皆さんじゃないですか。｣
暗くてよく見えないが、
子供のような背丈の男の子が私たちに話しかけてきた。
｢お前誰だ？｣
不動先輩がその子に話しかける。
が、その瞬間ボールは不動先輩目掛けて蹴られていた。
｢不動先輩、避けて！｣
言ったところで、既に手遅れだった。
そのまま謎の少年はサッカーを続ける。
｢速い！｣
｢サッカーで勝負ってことかい！｣
貴利名先輩と基山先輩がスライディングボールを
取ろうとするが、謎の少年は見事に避けたのだ。
｢はっ。……なにっ！？｣
私に継いで、明日人先輩も避けられてしまった。
｢その程度で代表とは笑えますね。｣
｢お前は何者だ！｣
｢僕の名前が知りたいのか。
僕は無敵ヶ原富士丸。君たちのようなダメ選手が
FFIに出て、日本が恥をかかないように──
──ここで再起不能にしてやるよ。｣
…………その後、私たちに勝ち目はなかった。
卑怯なラフプレーをされたからだ。
そんな困難を乗り越えて、1週間後─────
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れもん。(プロフ) - 虎倉瀬さん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張ります (2022年10月11日 18時) (
レス) @page40 id: be79fbde0d (このIDを非表示/違反報告)
虎倉瀬(プロフ) - この作品の夢主ちゃん可愛くてめっちゃ好きです！！！これからも更新頑張ってください！！！！！ (2022年10月9日 9時) (レス) id: 65921fec64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん。 | 作成日時：2022年3月5日 0時
