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ウズベキスタンの選手の1人である、
アナハンが訴えかける。
｢こんな技を…！｣
ははっ、と野坂さんは笑う。
｢僕は戦術の皇帝。
僕の国を責めてくる的は、誰であろうと叩きのめす。｣
｢これは、公式な世界大会だ！
こんなことをしてタダで済むと思うなよ！｣
審判！と訴えかけるが、先程の審判とは
打って変わっている。
｢さっきの審判、不正なことをしていたのが
見つかって交代になったらしい。｣
｢貴様……、卑怯だぞ！｣
｢卑怯だって？笑わせないでもらいたいね。
サメが小魚を喰らうことを卑怯だと呼ぶのなら
そうなのかな。｣
｢お前たちは、こいつの怖さを知らないらしい。
教えてやるよ、こいつはな。
目的のためなら手段を選ばない冷酷な男だ。｣
ちょ、凌兵。間違っては無いけど……怒られるよ？
｢灰崎くん。それは聞き捨てならないな。
僕は遂行な目的のために動いている。｣
｢そういえば君たちには言ってなかったね。｣
アナハンに向けて片手を広げる。
｢僕はこの手で、世界を変える。｣
｢う゛っ…｣
｢決めゼリフ、一緒じゃねぇか。｣
｢いや、そこがいいんだよ凌兵。｣
｢お前、ほんと変わってんな。｣
｢野坂悠馬、完全復活だな。｣
｢おかえり、野坂。｣
みんなが喜んでいる中、後ろからこちらを
睨みつけている人物がいることなど、
知る由もなかった。
ﾋﾟｰｯ
ウズベキスタンのボールで試合再開。
｢来た、チャンスだ！｣
｢明日人くん。焦る必要は無い。
ここまで同様、監督の作戦を続けよう。｣
｢え？わかった。｣
｢僕たちの作戦が効いてきた頃さ。
さぁ、仕上げといこう。｣
いや、やっぱり野坂さんはかっこいいよな。
｢ふっ、全員速攻だ！｣
”エターナルラン”
ウズベキスタンの必殺タクティクスが起こされようと
するが、選手たちはスタミナが切れかけている。
｢どういうことだ！｣
｢まだ気づいていないのかい。
君たちははまったんだよ。僕らの監督の策略に。｣
凄い。無限の体力で有名なウズベキスタンが
スタミナ切れになってきている。
うちの監督、やっぱりすごい。
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れもん。(プロフ) - 虎倉瀬さん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張ります (2022年10月11日 18時) (
レス) @page40 id: be79fbde0d (このIDを非表示/違反報告)
虎倉瀬(プロフ) - この作品の夢主ちゃん可愛くてめっちゃ好きです！！！これからも更新頑張ってください！！！！！ (2022年10月9日 9時) (レス) id: 65921fec64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん。 | 作成日時：2022年3月5日 0時
