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ﾋﾟｰｯ
後半戦が始まる。
オーストラリアからキックオフだ。
すると灰崎とヒロト先輩にボールが渡る。
その途端2人は一星くんにボールを沢山当てた。
｢なにして…！｣
確かに、一星くんに制裁を与えたい気持ちも分かる。
でもそれは、それはさ……。
｢やりすぎ、でしょうよ…。｣
そのまま2人でゴール前に行き、
ゴールを試すがキーパーにとめられてしまう。
あの2人、血の気が多いのは薄々気づいてたけど…
やり過ぎだよ。
そしてオーストラリアの選手が
鏡を出して貴利名先輩と明日人先輩に目眩しを使った。
"タイムトランス"
サタンが4度目のタイムトランスを打つ。
またもや円堂さんが敗れてしまうのであった。
2−4
…本当に日本が、勝つことが出来るのだろうか。
なんて、心の中では不安でいっぱいだった。
ﾋﾟｰｯ
試合が再開し、凌兵やヒロト先輩が
一星くんにボールを当てようと試みる。
そのまま周りにいたオーストラリアの
選手までも巻き込んで蹴散らした。
ボールは明日人先輩に回る。
そのまま坂野上くんにパスして凌兵に繋げ、
不動先輩、ヒロト先輩に渡った。
"ザ・エクスプローション"
ゴールに向かって必殺シュートを打ったと思いきや、
ボールの軌道は明らかに一星くんへと向かっていた。
｢あいつら、馬鹿なの…！｣
わざわざ試合中にそんなことしなくたっていいじゃん。
失格になるよ？
公式試合でやるサッカーを、彼等はしていない。
そんなこと、私は許すわけがなかった。
私の足は確かに一星くんの元へと向かっていたが、
無論、私の足の速さでは間に合うわけもなかった。
｢一星！｣
"マキシマムサーカス"
一星くんに当たって跳ね返ったボールで
不動先輩がゴールを狙うが相手の
必殺技によって防がれてしまう。
｢一星、大丈夫か！｣
｢…マジで、彼ら血の気多すぎ。｣
明日人先輩と一緒に
一星くんの手を取り、立ち上がらせた。
｢…誰がこんなことを指示したんですか。
場合によってはイエローカードにも
なるような事ですよ。｣
一人一人睨みつける。
別に、一星くんを庇っている訳では無い。
楽しいサッカーが、本当のサッカーが
出来ていないことに、私は怒っているのだ。
しかし、誰も私の質問に答えることは無かった。
……なんなんだよ。
みんなが一生懸命試合してんのに。
私の怒りは、頂点を超えていたのであった。
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れもん。(プロフ) - 虎倉瀬さん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張ります (2022年10月11日 18時) (
レス) @page40 id: be79fbde0d (このIDを非表示/違反報告)
虎倉瀬(プロフ) - この作品の夢主ちゃん可愛くてめっちゃ好きです！！！これからも更新頑張ってください！！！！！ (2022年10月9日 9時) (レス) id: 65921fec64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん。 | 作成日時：2022年3月5日 0時
