身長差0の甘酸っぱいもう一つの恋の話

#11 ページ11

.



ーー恋心って、時にめんどくさくなる




ハルカ「…私のなんです」




特に女同士がぶつかり合えば、大半が同性を疑い傷つけ始めるから




ハルカ「私とマサくんの邪魔しないでっ！！」




脆いもんだ、恋なんて。





「…なにか勘違いされてませんか？」

ハルカ「勘違いなんかっ…してないわよ！！」

「私と柳田さんはただの全日本のキャプテン同士です。でも世間が思うよりも接点はないです

私の？まぁ付き合ってるならそうでしょうね。
でも柳田さんは物じゃない。感情もあります

こんな無駄な時間過ごしてないで、言いたい事あるなら彼に直接いえばいいのに。不安なんだって」




そして私の悪い癖。

素直すぎるんだ、いつも




ハルカ「っ、最低！！マサともう関わらないでっ！！この男好きっ！！」




バンっ、と肩を押すだけ押して何処かに消えた柳田さんの彼女




関田「…みーちゃった」




そして現れた根本的原因の彼柳田さんのチームメイト 関田さん




「盗み聞きですか？悪趣味ですね」

関田「災難だねぇ笑」

「ほんとですよ。あーあ、無駄な時間だった。ジョギング出来たのに」

関田「しかしまぁ、凄いよね？」

「なにがですか？」

関田「ん？あの子が、さ？

マサの前ではいい子なんだよ。理解してくれてワガママ言わなくてさー！」



…面の皮が厚めなんだね




関田「だからマサもバレーに打ち込めてるし助かってるって言ってたのに…

嫉妬と独占欲の塊だったね笑」

「楽しそうですね、随分と」

関田「そう？笑 まぁマサは見る目ないなーって思ってるだけだよ」

「へぇー…」

関田「祐希はさすがだね。女の見る目がある」

「…ん？」

関田「告白、されたでしょ？祐希に。

抱きしめられてたじゃん。男子開幕戦直前に」




…まさか、見られてるとは思わなかった





.

#12→←#10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す