第67話 演練開始で見習いピンチ？ ページ18
いくら呼びかけても無反応にして総無視。
いくら温厚な私でも、ブチギレるぞコラ。言葉遣いが汚い時点で温厚じゃないか。
目の前が演練場の入り口に迫って、漸く手を離してもらったと思った矢先、痛い程肩をガシッと掴まれた。
鶴「君はもう少し周りを警戒しろ」
あ「してますよ」
鶴「していたら手なんざ握られたりしない」
ごもっとも。
鶴「君が遅いから仕方なく来てやったんだ、有難く思えよ」
あ「遅かったのならすみません。しかし、別の人を寄越すか待っていればよくありませんか？」
いい加減離せコラと思いながら、手を無理矢理離しシカトの儘スタスタと中へと入った。
……珍しいなと思ったけれど、明日嵐が来るなとか思ったけれど、素直に来てくれて有難うと思ったのに………あ、んのクソ白太刀ィィイイイ！
イライラしながらもクソ審神者の霊圧を探り見つけ出す。これだけごちゃごちゃと人や刀剣男士が多い中だが、幸い霊圧の高い彼女は比較的見つけやすい。……周りが低く雑魚いとか、そんなことは言ってません。
にしても、顔面率ハンパねぇな。
同じ顔があり過ぎて、正直クソ審神者の本丸の刀剣男士か見分けがつかない。
開始残り二分ですというアナウンスを聞いて焦り、人混みを掻き分けて進むと手首を掴まれ、そのまま引かれ助けられた。
主「遅いわね、見習いさん？」
うっわぁお、救いの神かと思いきや奈落の底へ突き落とす神に救われてしまった。
あ「申し訳ありません」
兼「遅かったから心配したんだぜ？」
光「迎えに行った鶴さんも心配してたし」
あ「え？」
あの白太刀が心配を？然し奴は心配どころか殺気丸出しだったけど？
大いに驚きながら問いただそうとすれば、丁度時間になり多いな歓声が上がる。
あ「ここの本丸の順番は何番ですか？」
山姥「俺達は演練をしなくていい」
……はい？
日「主が上位審神者だからなぁ、きっと嬢ちゃんの為にどういうところか教えに来ただけだと思うぜ？」
腹黒クソ審神者が、私のために………
すごく、すごく……裏がありそうで仕方ない。絶対あるだろ、今までなかった試し？
………ねぇな。
相手方は既にステージにいるが、肝心の敵となる相手がまだいない。どうしたのだろうか？
そんな事を思っていた矢先に、唐突に背を押し突き落とされ見事ステージへと足を踏み入れてしまった。
私は先程までいた2階を見上げると、やはりあの女が含みを帯びた笑みを湛えていた。
……おいおい、冗談じゃない。
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十六夜 - えぇ、鶴丸落ちになりそうなんですが(汗)わたしは、三日月推しです！！！ (2018年5月17日 3時) (
レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 続きは、まだでしょうか？早く続きが読みたいです！！ (2018年3月30日 11時) (レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - うぉぉぉ！！！すごく面白いです！！！今後の展開も楽しみです！ (2018年3月6日 22時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
白紫乃(プロフ) - とっても好きなお話です！更新お待ちしております！ (2018年2月21日 20時) (レス) id: 43803e668e (このIDを非表示/違反報告)
霜月 - 鶴丸は、夢主が好きなんですね。でも、私としては三日月落ちがいいです！！三日月、大好きです！ (2018年1月14日 15時) (レス) id: 51d1ba9355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミコ | 作成日時：2017年8月28日 12時
