第64話 演練場と審神者 ページ15
政府内を歩き暫くすると、別館へと繋がる入り口へ辿り着いた。そこにはわらわらと人や刀剣男士の連中が集まっていた。
兼「演練をする為には受付で登録と申請をする。で、そこから対戦相手の審神者の練度が均等になるように振り分けられ戦闘になる」
鶯「出陣と違い、折れる寸前になれば強制的にその刀剣男士は負けになる。終わっても元通りだから、演練を好む審神者も多いぞ」
あ「へ、へぇ……」
お二人有難うございます、こう言っちゃ悪いけど和泉守がここまで詳しい事に驚きました、はい。
「見て、来たわよ」
「いつ見ても美人だよな…」
「わ、三日月や鶴丸がいるじゃねぇか……」
何処と無く周りからそわそわとした小声が聞こえる。他の審神者の視線に注がれる先にある人物は、この本丸の審神者…麗華だった。
当の本人はと言えば、当然だろ？と言わんばかりの余裕のツラ。然し、一人のイケメン風の審神者を見つけては頬を染め駆け寄り、何やら楽しげに話していた。はーいイチャコラは戦場でやってくれ。
周りの反応からして、この審神者の実力は上位あたりなのだろう。美人なのも否定しない、これで落ちない野郎はいないんじゃね？
心中で叫ぶ。
此奴はクソのつく審神者だぞーー‼‼
そういえば、ここは政府。
歩き回れば担当の榊にあって滞っていた報告ができるかもしれない。顔を出せば霊圧高めて脅すことさえできる為怒られる心配はないだろう。
あ「すみません、喉乾いたので珈琲買って来ます」
兼「なら俺も、」
あ「一人で大丈夫です」
鶯「ここまでの道はわからないだろう？」
あ「大丈夫です、始まる前には戻りますので！」
強く握られる前にさっと手を離し、自動販売機までとりあえず走る振りをした。前まで来て直ぐに政府の本館へと戻り、煩い担当を探す。
あ「あの、すみません」
役人「はい？」
通りすがりの役人を捕まえ、居場所を聞き出す。
あ「サポート課の榊さんはいますか？」
役人「あぁ、榊さんは今上層部の会議中ですよ。暫くは戻りませんが？」
あ「そうですか、有難うございます」
ちっ、ドS紛いの癖に上層部の会議なんてそんな偉かったのか、驚きだわ。報告はまた後日になるなと残念ながら、近くの自販機でコーヒーを買う。手にとっていれば、後ろから声を掛けられた。
誰だと思いきや、クソ審神者が顔を赤らめていたイケメン風の審神者とお供の乱だった。
審「お、俺と、話しませんか？」
新手のナンパかコノヤロー。
第65話 とある審神者の話(男審神者)→←第63話 初の演練
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十六夜 - えぇ、鶴丸落ちになりそうなんですが(汗)わたしは、三日月推しです！！！ (2018年5月17日 3時) (
レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 続きは、まだでしょうか？早く続きが読みたいです！！ (2018年3月30日 11時) (レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - うぉぉぉ！！！すごく面白いです！！！今後の展開も楽しみです！ (2018年3月6日 22時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
白紫乃(プロフ) - とっても好きなお話です！更新お待ちしております！ (2018年2月21日 20時) (レス) id: 43803e668e (このIDを非表示/違反報告)
霜月 - 鶴丸は、夢主が好きなんですね。でも、私としては三日月落ちがいいです！！三日月、大好きです！ (2018年1月14日 15時) (レス) id: 51d1ba9355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミコ | 作成日時：2017年8月28日 12時
