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第61話 ただいま ページ12

一戦終えて本丸に帰ってきてから、可愛いショターズとおまけ(鶯さんとにっかりさん)が出迎えてくれた。


乱「お帰りなさーい!」

厚「うわっ、ずぶ濡れじゃねーか!秋田と五虎退、風呂沸かしに行くぞ!」

薬「お疲れ様だな見習い」


それぞれがお帰りやお疲れ様と言ってくれる。
うっっわ、凄く胸がジーンとなって泣きたくなる。
私の居場所はここだ、天使達の楽園が私の居所‼

丁度手前にいた小夜の頭を撫でようと手を伸ばした時、後方から握られ更には背から抱き締められる。


小「…えっ、和泉守さん?」

兼「ふふん」

薬「………出陣先でなんかあったのか?」

あ「え?えー……いえ、然程」

薬「へぇ?」


薬研の声が一段下がった、様な気がした。
どうしたのだろうかと彼へと視線を向けると、若干引き攣り顔になっていた。
視線は私ではなく、私の後ろのメンツに注がれていた。

邪魔だなこいつと和泉守に対して思いながら後ろを振り返った。


鶴「離せ光坊!」

燭「まぁまぁ」

三「はっはっは」

長「……はぁ」


相変わらずの殺気を出し殺す双眸を私に向け、荒ぶる白太刀を羽交い絞めしながら苦笑浮かべる光忠。私が後ろを振り返った瞬間には口元に袖を当てほけほけと笑うジジイに頭を抱える様に手を当てる長谷部さん。和泉守はというと抱きついたまま嬉しそうに頬を綻ばせていた。

こんなのクソ審神者に見られりゃ大変なことになりそうだ。


あ「むこうでもこんな感じだったんですよ」

主「へぇ?そうでしたか」

あ「そうなんで……、え?」


私は薬研と会話していたつもりだったが、低音ボイスの彼は女声を出せるわけがない。噂をすればなんとやら。
ちらりと前を向けば案の定クソ審神者が立っていた。今日侍らせている刀はあのロイヤルか。


あ「…審神者様、ただいま戻りました」

主「随分と楽しそうに……仲が良くなることはとても良い事です」


にこりと美人スマイルを向けられるが、ブラックが紛れてんのバレバレだぞオイ。
相手が事を行動へと移す前に、私はそっと和泉守から離れ審神者の前に立った。
ほら見ろ、機嫌が一気に良くなった。


主「よくお分かりで」

あ「ではこれにて失礼します」


薬研の手を取り、残っていた短刀達を引き連れ本丸へと入っていく。
あの審神者、袖元に付喪神の宿っていない小刀を忍ばせていた。どうせ私をいつでも仕留めれる様に、だろう。


あ「……笑える」

前「え?」

あ「いえ、なんでも」

第62話 遭遇する見習い→←第60話 副長刀、再び



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十六夜 - えぇ、鶴丸落ちになりそうなんですが(汗)わたしは、三日月推しです!!! (2018年5月17日 3時) (レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 続きは、まだでしょうか?早く続きが読みたいです!! (2018年3月30日 11時) (レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - うぉぉぉ!!!すごく面白いです!!!今後の展開も楽しみです! (2018年3月6日 22時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
白紫乃(プロフ) - とっても好きなお話です!更新お待ちしております! (2018年2月21日 20時) (レス) id: 43803e668e (このIDを非表示/違反報告)
霜月 - 鶴丸は、夢主が好きなんですね。でも、私としては三日月落ちがいいです!!三日月、大好きです! (2018年1月14日 15時) (レス) id: 51d1ba9355 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミコ | 作成日時:2017年8月28日 12時

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