BAD ESCAPE

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ノックをしても返事がない

Jo「マック、あけて」

ドアが開いて部屋に入ってベッドに座る

Ma「ジャッキー大丈夫なんか」

不機嫌そうではあるけどなんだかんだジャッキーが心配ではあるらしい

Jo「うん、エースの顔観察して遊んでるから」

Ma「なんであんなエースって子どもに観察されやすいねん」

Jo「わからん」

お互いガン飛ばしてるエースを観察する子どもを思い浮かべて少し吹き出す
重くなってた空気が少しだけ和らぐ

Jo「ジャッキーのことやねんけど」

Ma「おん」

Jo「情報を得るために抱かれてた」

こわばるマックの顔
ただ俺と同じように思い当たる節はあるみたいや

Jo「マックはいつからか予想つく？」

Ma「いや、わからん、けど仕事が早くなりだしたのはえいどがおらんくなって1ヶ月後くらいやろ」

Jo「やっぱそうやでな」

Ma「俺は、、気持ち悪いと思うやろうけど、ジャッキーに恋愛感情を抱いてる」

恋愛感情やとは思ってなかったけどマックにジャッキーを取られたくない、とか好き、とかの気持ちがあることはなんとなく多分みんなわかってた

Jo「俺もやで」

ちょっとだけ俺を見たマックやけどなんとなく分かってたのか話を続ける

Ma「お前に嫉妬してたんやろな、一緒にキッチン立つし仕事内容も一緒やし仲良さそうやから」

Jo「マックとジャッキーは入り込まれへん関係やなって思ってたけど」

Ma「俺も思ってたよ、だからなんでお前に話すねんって」

扉が2回ノックされる

To「トッポやけどマックとジョニーおるんやろ？入っていい？」

Ma「ええよ」

トッポがパソコンを持って入ってきてベッドに置く

To「一応幼児退行について調べてみた」

Ma「大人の幼児退行ってほんまにあるんやな」

To「原因は精神的ストレスやと思う、責任から逃げたいときとか守られたいときとかに起こるらしい、小さい頃に甘えられへんかった人はなりやすいしそこはジャッキーに完全に当てはまると思う」

Jo「責任、ストレス…」

To「いまいち直接的な原因が分からへんねんけど」

Ma「よう考えたらみんながどんな仕事してるんか全然知らんもんな」

Jo「必要以上に干渉せえへんことにしてたし」

お互いこういう仕事してるわけやからかなりエグいこともやっててわざわざ言わんようになってた

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