BAD ESCAPE

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目が覚めて時計を見るととっくにガムあたりが起きてくる時間になってる
完全にジャッキーにしがみつかれてて起き上がられへん

Jo「ジャッキー、ごめん、朝やでー、ちょっとだけ離して」

身体をゆするとゆっくり目を開く
ぱちぱちと瞬きしながらぼんやり俺を見てる姿がものすごく幼く見える

Jo「朝ごはん準備しに行かなあかんから」

Ja「おなかすいたー」

立ち上がった俺についてくるジャッキー

Jo「え、リビングにアーセナルとかガムとかおると思うけど」

不思議そうな目で俺を見つめてくる
いや、意味がわからへん
もしかして吹っ切れたんやろか？
それにしてもこんな無邪気なジャッキー見たことない気がする

Jo「ジャッキー？」

Ja「んー？」

喋り方も表情も子どもっぽくていつものジャッキーじゃない
なんとなく思い当たるとこがあった

Jo「ジャッキー、今何歳かわかる？」

Ja「ろくやでー」

やっぱりそうや
幼児返りに対してはあんまり否定せえへん方がいいって子どもの家におったときになんとなく学んだ

Jo「そっか、とりあえず朝ごはん食べに行く？」

Ja「うん！」

ドアを開けると俺のTシャツをつかみながら普通についてくる
リビングに入ると予想通り起きてご飯が炊けるのを待ってるガムとアーセナルにぎょっとした目で見られる

Gu「…おはよう」

Ja「おはよー」

Ar「おう、おはよう、あ、ジョニー炊飯器のスイッチ押してもうたけど」

Jo「ごめんごめん、ありがとう、今から急いで用意したいとこやねんけど…」

振り向くと俺の後ろにぴったりついてきてるジャッキー
戸惑ってるアーセナルとガム

Gu「キッチン触ってよかったら僕作ろか？」

Jo「うん、包丁はジャッキーの使ったあかんで、あと食器割ったらしばく」

Gu「気をつけるわ」

To「おは、よう？」

同じく困惑した表情の寝起きのトッポ

Ja「おはよートッポー」

To「マックと仲直りできたん？」

Ja「ん？なかなおり？ケンカしてないで」

Ar「どういうことやねん」

思わず頭を抱えるアーセナルの気持ちもわかる

Ja「ジョニー、ごはんたべたい」

ちょうどごはんが炊けた音がしたからガムに2人分よそってもらう

To「あ、マックは相変わらず二日酔いやと思うで」

Gu「ジャッキーのことでめっちゃストレス溜まってはるというか気を揉んではるからなぁ、それに昨日は仕事やったし」

Ar「やとしたら昨日仲直りしたわけないし」

Jo「それに俺昨日の夜ずっと一緒におったけど普通やったから」

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