BAD ESCAPE

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もう聞き慣れたジャッキーが鼻をすする音
ベッドで隣に座って茶色い髪をそっと撫でる

Jo「また泣いてんの？」

鼻をすすりながら手で目を擦って泣きやもうとする

Ja「ごめ、んっ、」

Jo「責めてないよ、泣きやもうとせんとって」

座りながらズボンとパンツを足で引き寄せて拾って履く

Ja「ぅぅっ、ふ、う、」

Jo「ゴミ捨てて食器片付けてくるわ」

Tシャツを着てティッシュと持ってきたご飯をキッチンに片付けに行く
水を2人分いれて部屋に入る

Jo「水飲む？」

落ち着いて裸のまま座ってるジャッキーに水を渡そうとすると両手で俺の手ごとつかんでゴクゴクと飲む
その飲み方はちょっとというか大分目の毒

あんまりジャッキーを見いひんようにしながら自分も飲む
火照った体に冷たくて美味しい
飲み干したコップを机に置いて開けっぱなしやった引き出しにローションをなおして閉める

Jo「服着る？」

Ja「ん」

パンツとズボンを足に通して引き上げる
バンザイした手にシャツを通して着せる
眠そうにとろんとした目
こてんと横になって寝息を立て始めたから部屋を出ようとするとズボンの端を掴まれてることに気づいた

無理やりはがすのも可哀想やからちょっとだけジャッキーを横にずらして隣に寝る
長い濡れたまつげとあひる口
キリッとした眉毛は長い前髪に隠されてる
あどけない顔に年上なことを忘れそうになった

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