【男主】Cool Boy ３

14 ページ14

広臣サイド





そこで着替えて、どうせセットしてもらうから寝癖だけ軽く治す
そして、玄関にある姿見でチェック





「あとは、これにジャケット着ればいいか。」





独り言をつぶやいて
リビングに置いてあるカバンに必要なものを放り込む





男だから準備にはそこまで時間はかからない





やることがなくなって真翔のもとにもう一度向かうと、
ちょうど出来上がった様子の朝ごはん





『お、ちょうどできたよ。みんな起こしてきてくれない？』





「は〜い」





真翔に返事をして
寝室で寝息を立てるお三人を起こしに行く




扉を開けると
さっきと何も変わってない３人




寝相いいな笑





「HIROさん、ATSUSIさん、NAOTOさん、起きてください！」




さすが社長とエースとリーダー笑




「ん〜」とか言いながらも
すぐに起きてくれた




これ、犬とか隆二だったら
叩き起こさなきゃいけないくらいなのに笑




一番最初に体を起こしたのはHHIROさん




「おはようございます、HIROさん。
　真翔がもう朝ごはん作ってくれてますよ。」




まだ寝ぼけ眼なHIROさんにそう声を掛けると、




「まーのご飯！？」



「真翔のご飯！？」




と、ATSUSIさんとNAOTOさんがバッと起き上がった




その声に


「うわっビビった〜笑」



と驚くHIROさん




ですよね、俺もビビりました笑




「真翔がご飯作ってんの！？」




NAOTOさんの興奮気味な問いかけに
苦笑しながら「はい」と頷くと
すさまじい勢いでリビングに行ったお二方





そして、その姿を見つめる
俺とHIROさんは顔を見合わせ、
また苦笑いをこぼした







聞こえて来た
「真翔〜！飯〜！」
と叫ぶ声を聴きながら笑






「ATSUSIさんって、真翔のことになると
　キャラ壊れますよね笑」




「あぁ、昔から変わってないよ笑
　何なら、昔の方がまだましだったかもな笑」





そういうHIROさんと笑いあって
「俺たちも行きましょうか」
と二人で後を追った

15→←13

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す