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「うしっ、これでおっけ。
もう遅いから早く中入れ。」
『樹さんは？』
「俺？俺は..」
この時間からクラブ戻るのもな。
大半の奴らが出来上がってる時間だし。
「帰るかな、たぶん」
『そっか...』
少しホッとしたような顔が見えて、行って欲しくないのね。
そんな君の考えが容易に伝わってきた。
「A。もういいから寝ろ？
俺ももうこのまま真っ直ぐ帰るから。
じゃーな、」
何も言わせまいと、そう言いきりその場を立ち去った。
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彼女と別れ、自然と足は自宅へと向かっていた。
律儀に帰る俺、偉いな。笑
そんな自分さえもおかしくて、自然と笑みがこぼれた。
つまらない日常に少しの刺激。
彼女の存在が俺の中の何かを変えていくことに気づくのはもう少し後の話。
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「いや、だからそれはお前が行きたいだけだろ笑」
りんごちゃんから送られてくるLINEに１人ツッコミを入れる。
はたから見たらやばいやつだろう。
けどまぁ、周りに誰もいねぇからセーフ。
さっきからスマホの通知が鳴り止まないのは、彼女からのお誘いLINEが原因。
Aこの前のお礼がしたいんです!
A時間空けてくれるだけでいいので!
Aなんなら、樹さんが行きたいところに私が付いていくだけでもう全然いいので!ね!
Aお願いします!
次々にこんなLINEが送られてきたら突っ込みたくもなるだろ？笑
Juri.りんごちゃんが俺と行きてぇんだろ笑
Juri.なに、どこ行きたいの?
Aえ!私が行きたいところですか?!
Juri.おう
Aお祭り、行きたいです..
子供っぽいかな、
そんなことは送られてきてないけどきっとスマホ越しで君は不安げに俺の返信を待っているんだろう。
Juri.おっけ、浴衣着て来いよ
くまちゃんがOKしているスタンプを押してスマホを閉じる。
そこからもなんだか通知は鳴り止まないけど気づかないふり。
だってどうせ喜んでるだけだろうし笑
お祭り、
そう言えば去年の今頃はアイツと行ったな....なんて遠い記憶に手を伸ばした。
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ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» 伏線引いてたつもりですけど勘ぐられなくてよかったです！！笑 (2019年9月26日 21時) (
レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» 目、白黒させてます...(笑)高地より衝撃的...!! (2019年9月26日 20時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» びっくりですよね笑 コメントありがとうございます！ (2019年9月23日 14時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» こーちに奥さんと娘さんがいたとは...(笑) (2019年9月23日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
青炎神狐白 - 物語が進みすごくおもしろいです！この後の展開が待ち遠しいです(^^)楽しみに待ってます！ (2019年9月2日 23時) (レス) id: 8b8abbcbb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2019年8月17日 1時
