涙 2 ページ44
本当は最初から気づいてた。
ステージに上がった時から気づいてたんだ。
YJ・YG「One」
ユンギと肩を組んでカメラに向かって人指し指を立てる。そしてカメラから目をそらしたその瞬間。
「っ!」
目が合った。口が僕の名前を呼んだのがわかった。 暗くなってステージ上の照明とアミボムの光しかないこの空間でもはっきりと見えた。
僕は金縛りにあったかのようにその場から動けず、自分の歌パートのところも歌えなかった。
唇が震える。ああ、まずい。涙が出てきてしまいそうだ。
込み上げてくる涙をどうにかしてせき止めていると異変に気づいたジナが機転をきかせて僕のパートを歌いながら駆けよってくる。
「ジナ……!」
ジナの顔を見たらせき止めていた涙があふれて止まらない。ジナに抱きついて顔を隠したいのに足が動いてくれず、かろうじて動く手をジナに手をのばすとジナが手をのばして頭をなでてくる。ジナの手のあたたかさを感じて安心したのか足の力が抜けその場にしゃがみこんだ。
ジミナとテヒョンアが肩を組んで歌いながらこちらに歩いてくる。
JN「さあ、僕たちの番だよ」
ジナに手をのばされるも足に力が入らないから僕は逆に床に座って隣をたたくとジナが後ろに来て自分の足の間に僕がくるように座る。マイクを持っていない方の手がおなかの上におかれ、あやすようにぽんぽんと優しくたたいてくるもんだからさらに涙があふれる。
いつの間にかカメラが目の前に来ていてスクリーンに僕達がうつし出されていた。それに気づいて顔を隠そうとするも動けない。疑問に思って見てみるとホソガとナムジュナに腕を固定されている。
「これじゃあ歌えないよㅎㅎ」
そう言うと後ろから手がのびてくる。振り返って見てみるとマイクを差し出してくれたのはユンギヤだった。周りを見てみるとみんな集まってきてくれ僕に笑いかけくれる。涙と鳴咽でうまく歌えるかわからないけど気持ちが伝わるように歌おう。
YJ・JN・JK「
Na na na na na na Na na na na na na na Na na na na na na Na na na na na na na na
・
・
・
547人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミキ(プロフ) - カナタさん» カナタさん、コメントありがとうございます!テストがんばりました😅筋肉うさぎに捕獲されたらもう逃げられませんね(笑)次回更新を楽しみにしててください。これからもこの作品をよろしくお願いします☺リクエストもお待ちしております! (2021年12月1日 22時) (レス) id: 2a62e1e91d (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - めめさん» めめさん、コメントありがとうございます!毎日更新がんばるので引き続きこの作品をよろしくお願いします☺リクエストもお待ちしております。 (2021年12月1日 22時) (レス) id: 2a62e1e91d (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - テストお疲れ様でした^^ 更新ありがとうございます!!楽しみにお待ちしてました^^ 捕獲されたら後は怒られるだけですね(笑) (2021年12月1日 2時) (レス) @page28 id: c257bf5ed8 (このIDを非表示/違反報告)
めめ(プロフ) - お話がすごく好みで続きが楽しみです!更新待ってます!!! (2021年11月30日 17時) (レス) @page28 id: 657388ff32 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - リクエストがあればおっしゃってください。ご期待に添えるようにがんばりますので😄 (2021年11月11日 21時) (レス) id: 75c362ebf5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミキ | 作成日時:2021年11月11日 13時