幸せのおすそ分け１０【あんスタ】 (ページ7)

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457話ページ7

✩

｢何をそこまで、Aちゃんを本気にさせているのかな｣

｢それは…｣

私は包み隠さず答えた

｢りっちゃんと…Knightsの皆さんと離れたくないから｣

｢は、はぁ？｣

｢あの人に認めてもらえないと、私はりっちゃんや瀬名泉さんたちと金輪際関わるなって言われてるので｣

｢ちょっ…Aちゃん、そんなこと誰に言われたのぉ？｣

｢それは…内緒です！｣

だって、何かあったとしか思えないもん

瀬名泉さんだけには絶対に言うつもりない

｢私はKnightsと…りっちゃんと戦うのが夢なんです！だからこんな所で足止めされたくないんです！｣

｢お、落ち着きなって。Aちゃんらしくないよぉ？｣

｢うぅ…｣

瀬名泉さんに宥められると、エッちゃんはようやく言葉を発した

｢良いよ｣

｢ほんと！？｣

｢うん。その様子だと曲には困ってなさそうだね｣

｢うん！曲はいっぱいもらったよ。歌詞はないけど…｣

｢瀬名くんに書いてもらいなよ｣

｢はぁ？まぁAちゃんがお願いするなら仕方なくやってあげなくもないけど｣

ツンデレだなぁ～♪

私は頭を下げて、誠意を込めてお願いした

｢お願いします！｣

｢ふふっ、良いよ…♪｣

｢曲と歌詞はこれで良いとして…ショッピングモールにアポを取ろうか。衣装はユニット衣装かな？｣

｢そのつもり！｣

｢振り付けは一から自分でするつもりなのかい？｣

｢うん、そうしろって言われてるから…｣

やった…！

初めての単独ライブ、大炎上でも良い

その覚悟でやってやる！