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455話 ページ5
✩
｢おかえり〜！どうだった？｣
｢う〜ん…あと一歩ってところでダメだった｣
｢そっか〜…｣
あの後、それとこれとは話は別だ〜って感じになっちゃって…
はぁ、良い流れだと思ったのに
｢ショッピングモールならできるんじゃない？｣
｢ライブができたとして、そこで何か利益が得られるか聞かれると難しいとこだろう｣
｢うぅ、Aちゃんがここまで真剣に単独ライブを考えてるのに…｣
あんずちゃんも他の3人も、真剣に考えてくれた
｢どうしたら人が寄ってくるかなぁ…もういっそのこと炎上とかしちゃえば…｣
｢｢…｣｣
｢…Aちゃん、それ今だよ｣
｢はっ…！！そうか！！！！｣
私が叫ぶと、教室は静まり返った
大きな声出しすぎた！？
は、恥ずかし〜…！
｢ど、どうしたの急に！？｣
｢何か閃いたのか？｣
｢えっと、あの…途半端な真似するなって言われてて、ようやく分かったの！｣
私の出せるもの全てって言えば、それしかない
しかもその人達は皆私の顔を見たことなくて、興味もある！
つまり実物を見たいって思えるはず！
あの人、遠回しにそういう事が言いたかったのか…！
｢私ちょっと行ってくる！｣
｢もう時間ないよ！？｣
｢そうだったああぁ…！｣
｢Aちゃんが崩れ落ちた！？｣
よ、よし！
絶対今日中に交渉してみせる！！
そして私がアイドルだって視聴者さんに伝えるんだ！
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年1月31日 6時
