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467話 ページ17
✩
｢いたっ…｣
腕を見ると、手形の痣ができていた
うわぁ、これ隠さないと…
それにしても痛い
でも、手を動かしとかないと違和感万歳だし…
｢A、昨日学校にいたの？｣
｢えっ！？う、うん！お泊まりしてたよ！？｣
｢…ふぅ〜ん。頑張ってるんだね｣
｢そうなの、だから今日はもう寝ようかな〜なんて思ってたりして…｣
｢振り付け考えるとか言ってなかった？｣
そうだった…
実際あんまり時間もないし、瀬名泉さんが書いてくれた歌詞も覚えたい
痛くなさそうな顔してやり過ごすしかないか
｢なんか今日変だよ？何かあった？｣
｢う、ううん。ちょっと疲れてるだけだよ〜｣
｢そう？なら良いけど…｣
りっちゃんに言うと心配してくれそうだし
それにしてもあの人、昨日のあれは結局何しに来てたの？
｢…腕痛いの？｣
｢え！？そ、そういうのじゃ…！｣
｢見せて｣
｢あっ、ちょっとりっちゃん！…っ！｣
りっちゃんが袖をめくると、擦れた時にまた痛みを感じた
案の定りっちゃんは驚いていた
な、なんて説明しよう…
｢これやったの誰｣
｢こ、これは違うの！ちょっと話が盛り上がってただけで…｣
｢A｣
これ以上は怒られる…
そう思って私は正直に話した
｢…月永さんに｣
｢っ…｣
｢で、でも。月永さんが悪い訳じゃないからね？りっちゃんは仲間だからそれぐらい分かって…｣
｢仲間じゃない｣
…！？
り、りっちゃん…？
｢こんな事する奴は、俺の仲間じゃない｣
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年1月31日 6時
