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第四十話 四十話なのに話が進んでいない気がする ページ41

『あの手伝いましょうか?』

中から見ていたがなんだか少し困ったような顔したように見えた私。全力で小狐丸さんとコミュニケーションを試みる。

小狐丸「お主が手伝うことなどない」
『…この花。もう少し日に当たる場所のほうがいいと思います』
小狐丸「…」
『この花は夜来香って花ですよね。夜に咲く花で温かい場所がいいとされています。最近、寒い日があったりしましたから。基本5度以下はよろしくないので室内で温かい場所に冬は彫り上げてあげたほうがいいですね』
小狐丸「…」

…はっ!いやコミュニケーションを取ろうとしたけどまさかそんな不機嫌になるとは……

小狐丸「…そうか」

そういって小狐丸は植物の移動を始めた。

『…私も。手伝ってもいいでしょうか…?』
小狐丸「そこに軍手がある」
『はい!』

一緒に移動させたりあれやこれやと私が一方的に話してるだけだが小狐丸は何も言わずにとりあえず私の話の通りにやってくれた。

…やっぱり小狐丸さんは優しい。

小狐丸「おい。ボケっとするな」
『は、はい!』

やっぱりちょっと厳しいかな!!

『終わりました!』
小狐丸「そろそろ日が暮れる。戻らなくてはな」
『あのお水どうぞ』

水筒を差し出す。この水筒めっちゃ性能が良くてまだ中の水がキンキンに冷えてやがる!

小狐丸「…」

無言で受け取り飲み干す。

小狐丸「…お主、やたら植物に詳しいな」
『えぇ。植物に詳しい…。師匠がいましたので。本当に植物が好きで私も影響を受けて一緒に育てたりしていました』

…それももう昔の話なんだけどね。

小狐丸「…お主」

ん?どうしてやたら私の顔を見ているのかい?

『? ……!?』

気付けば目からは涙がこぼれていた。

『あれ…?ははっ!!なんで泣いてるんだ私…!いやこれは涙じゃなくて…汗だ!!ちょっと久しぶりに植物たちのために頑張りすぎたみたいですな!!』

口調迷子だし、思わず軍手つけたまま顔をこすっちまったせいで目が更に痛いぜ☆うん、どうしようかな?汗と止まんないし、それと…なんか悲しくなってきたんだけど!?

『…っはは。どうしよ…本当、止まんない…ですな!』
小狐丸「これで拭え。何もないよりは良いじゃろ。…!お主軍手つけたまま顔を拭いたのか!?」
『お陰様で目が痛いです』
小狐丸「はぁ、どうしてこうお主は阿呆なんじゃ!」

あんなに殺気立っていた小狐丸が。こんなにも慌てる姿を見たことがなくて…

ははっwなにこれ素で笑えてきたwww

第四十一話 そろそろ話を進めようか! ※真面目な話をするだけです→←第三十九話 お狐様



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稲森(プロフ) - 時雨さん» 初めまして!コメント、誤字の報告ありがとうございます!ご親切に押してくださって嬉しいです。こんな感じで誤字も多いかと思いますがこれからもよろしくお願いします! (2020年6月4日 14時) (レス) id: 17ab3ec999 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 夢主の性格が好きです(≧∇≦) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 誤字らしきものを見つけましたのでお知らせしておきますね(*^^*)第13話の最後の行で、「短期は損気」と書かれておりますが「短気」の間違いだと思います(*^_^*) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:稲森 | 作成日時:2020年5月28日 11時

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